新型コロナウイルス

【時系列コロナ体験談】カジノ閉鎖!アメリカ・ラスベガス出張・米国編

今日の安倍総理の会見により、国民一律10万円の給付が伝えられました。決まるのが遅かったけど、とてもありがたいです。本当に届くかな?

この記事は、3月のアメリカ出張の体験談【後編】です。1月~3月の日本の様子と混乱の真っただ中、飛行機に乗るまで【前編】はこちら。

【時系列コロナ体験談】感染爆発直前!アメリカ・ラスベガス出張・日本編緊急事態宣言が発令されてから1週間経ちました。日本時間14日の時点で世界の感染者数は189万7373人まで増え、一番感染者が多い国はアメ...

<ラスベガス編> 目次

①アメリカ入国

ラスベガス到着!春休み直前で国内大移動するみなさん

②市内の様子

飲食店短縮営業・カジノ内ビュッフェのセルフサービス廃止!

③徐々に迫りくるコロナ

スーパー入店拒否!カジノ閉鎖でネオンが消えて静かな夜

④ギリギリの国内便

当日キャンセル3回でようやく乗れた国内線!空港閉鎖直前ラスト1本

⑤不安な帰国便

日本の入国制限発表!国際電話で2時間待ち間に合うか帰りのチケット

ラスベガス到着!春休み直前で国内大移動する国民

①アメリカ入国

日本を出発してから10時間、ラスベガスのマッカラン国際空港に到着しました。行く前に心配していたのはアジア人の差別。NYでは既に緊急事態宣言が出ていて、ニュースで見たのは、マスクを着けていた女性が殴られたり、アジア人の店が落書きされたり暴言吐かれたり…海外にいる友達からも話をよく聞いていました。

そして空港内にもアジア人があまりいない。到着ロビーで水のペットボトルとお菓子を買いたかったのですが、「ボコボコにされるかも…!?」内心めちゃくちゃビビっていた私は振り切って先を急ぎます。

しかし、イミグレーションも通常通り、よく見ると空港職員がマスクを全員着用しているくらいで、空港には春休みを目前に家族連れでウキウキしている人で溢れかえっていました。ボコボコにされる可能性は低いと分かり、安心したのを覚えています。

しかし、職員以外マスクを着けている人がほとんどいません。目立つと怖いのでマスクを外して自分の服で口と鼻を覆って移動しました。

3月 米国内感染者数:160,530人

(検査結果待ち:65,382人 死亡者数: 2,939人)  引用記事:Medical Economics

 

コロナウイルス関係 時系列ニュース抜粋

3月3日 米大統領選スーパーチューズデー

3,500人を乗せたクルーズ船「グランド・プリンセス」感染者確認

  NY州 初の感染者 パニックで買い占め騒動

3月7日  NY州 緊急事態宣言

3月10日 全米各地の40校を超える大学がオンライン授業や一時休校へ

3月11日トランプ大統領、ウイルス対策について国民に向けて演説

NBAがシーズン中断を発表 選手の一人に陽性反応

3月17日 カリフォルニア州 全米初外出禁止令発令

3月18日 ネバダ州 州内に設置しているカジノ全て閉鎖

3月20日全世界への海外渡航中止勧告 警戒度最高レベルへ

全米で感染者1万人突破

3月23日 全米で感染者3万人突破

3月27日 感染者8万5653人でアメリカが中国を抜き最多へ

3月28日 全米で感染者10万人突破

「今の日本は2週間前のNY」動画でNY在住の医師や日本人からの警告相次ぐ

米司法省「コロナを意図的にうつす行為」テロ防止法を適用

引用記事:Yahoo!Japan 国際ニュース

カジノ内ビュッフェのセルフサービス廃止!

②市内の様子

カジノによるかもしれませんが、私が数件見た所では既にほとんど縮小営業中で、スロットやポーカーで遊んでいる人はあまりいません。スロットのバーやボタンは不特定多数の人が触ってるからそうだよね…と思ったら中心街のカジノにはめちゃくちゃ人がいました。ショーなどはまだやっているようです。

そしてバーの周りには今年売り上げを伸ばしたお店の絶賛イチオシ商品

3月17日にはSt.パトリックデー(緑色を身にまとうアイルランドのお祭り)があるので、クリスピー・クリームドーナツも緑。激甘ですが誘惑に負けて1個買いました。他にもネバダ州では大規模イベントがまだ週末に予定されているようです。中止しないのかな?

ビュッフェの新オーダー方式

滞在3日目、ラスベガスのカジノのにあるビュッフェが安い(一人$11くらい)ので、クライアントとそこで食事を取ることになりました。しかし、1件目は閉店、2件目も閉店。もうお腹が空いたので「すぐそこにサブウェイありますよ」と打診しましたが、どうしてもビュッフェが諦めきれないらしく、3件目は電話で確認してから行きました。

100席以上ある広ーいビュッフェレストランですが、お客さんは私たちを含めて20人程。不特定多数の人が食具を触るので、注文方法が変わっていました。食べ物があるカウンターの向こう側のスタッフに「これをこれくらい下さい」とお願いします。

ところが店側も人件費削減で、アメリカン・メキシカン・アジアン・サラダ・デザート・パン・スープなどの各コーナーに一人ずついるかいないかで盛り付けが大変そうでした。注文する方だって大変です。

私「このスープください」

スタッフ「自分サラダ担当なんで出来ません」

私「スープ担当の人は?」

スタッフ「知りません…」

私「…」

やっぱりサブウェイで良かったのでは!?

スーパー入店拒否!カジノ閉鎖でネオン無し静かな夜

③徐々に迫りくるコロナ

その夜、果物でも買おうと車で宿から15分の場所にある郊外のスーパーに向かいました。すると入り口前に人だかりが。お店の従業員と空のカートを持ったお客さんたちが揉めています。ガタイのいい警備員が立ちはだかり、入店させてもらえません。

理由は「飲食店縮小による食料品とトイレットペーパー・マスクの買い占めで顧客が殺到し、3密状態になるため、本日はこれ以上入店は不可」とのこと。今レジに並んで会計している客で閉めるそうです。いつも22時まで営業しているのに、急に8時半で閉まると言われブーイングの嵐。中心街から外れると、次のスーパーまで遠いので行くのも大変です。

あまりのお客さんの剣幕に警備員がもう2名増員され、人だかりは解消。そして2件目のスーパーは休業、やっとたどり着いた3件目はギリギリ入れましたが商品がほぼありませんでした。加工品やお酒などは残っていましたが、野菜や果物・肉・魚などはスッカラカン日本ではまだここまでの買い占めが起きていなかったのでかなり衝撃でした。

ネバダ州知事の決断

この翌日3月18日から、ネバダ州知事が30日間の州内のカジノ閉鎖・生活に必要不可欠ではない全てのビジネスの営業停止を発表25日までに商業カジノ100%停止、カジノ施設だけで従業員数計649,000人以上が失業となります。

(参考記事:カジノIRジャパン)

カジノで働いている友人もこの閉鎖により失業、その両親もバーテンダーやホテル清掃など家族で仕事が無くなったと連絡がありました。

この当たりで「アメリカにもついにコロナがすぐそこに来てる」という危機感を急に感じました。ここからはもう坂を転がるように街の雰囲気が変わっていきます。

当日キャンセル3回でようやく乗れた国内線!

④キャンセルが止まらない国内便

このカジノ閉鎖によりラスベガスでの私の仕事も無くなり、泊まる場所も無いので人が密集している都会を一刻も早く離れる脱出プランを遂行。もう日本に帰ろう。と思った翌日が忘れられない長い1日になってしまいました。

翌朝、予定していた国内線があったのですが、朝起きて携帯を見たら「チケットキャンセル」のメールを発見。急いで別便を予約し直しましたが、それも30分後にキャンセル。

!?

電話で聞いてみるとその原因は「マッカラン国際空港で、管制塔が閉鎖されたため、到着便が着陸できなくなっています」とのこと。ネットのニュースでは、閉鎖の原因は管制官のうち1人がコロナウイルス検査で陽性となったのが原因だと知りました。

これだけでも十分怖いですが、さらに焦ったのがこの言葉今日以降もう空港からはしばらく飛行機が飛ばないかもしれません」

ええー!!(°д°;)

ラスベガス脱出!?

このタイミングで立て続けに予約していた日本行きの帰国便チケットもキャンセルが確定。再予約しようとしても直行便・接続便全て満席で電話も繋がりません。一度に色んなことが起こってちょっと冷静ではいられなくなりました。

もう今すぐここを出よう!今日確実に飛ぶ国内便をネットで確認しながら再予約。いつキャンセルになるかビクビクしながら空港へ向かいました。1週間前は誰もマスクなんてしてなかったのに、もうみんな着けています。

幸い、予約した便はキャンセルにならず荷物検査も無事終わり、後は搭乗ゲートから乗るだけ!という所まで来ました。すでに予定より搭乗が数時間遅れています。本当に飛ぶのかな…?と待機してる人の不安な空気が流れる中、カウンターのお姉さんからアナウンス。

「先程この便はキャンセルとなりました」

…!!(°д°;)

乗れるの?乗れないの?振り回される乗客

さっきまで乗れると思ったのにやっぱり乗れない。ラスベガスを出られない。その場にいた乗客90人程にどよめきが起こり、怒って諦めて帰る人、泣きながら電話で家族に報告する人、立ち尽くす人…私も結構ショックでしたが何とか次の手を考えないといけません。

Uberでは遠くまでいけないし、レンタカー借りて…そしたら返さないといけないし、バス…?1泊どこかで宿取って明日また来るか…もしくは乗れる便が出てくるまで空港でステイ…いや感染するかも、もはやすでに感染してるかも…

5分間、色んなことが頭の中に浮かんでは消えていきましたが、とりあえず空港で様子を見るか…という結論に至りました。するとその時また同じお姉さんから緊迫したアナウンス。

「変更です!この便を飛ばして本日最後になります!14時半に離陸しますので、チケットをお持ちの方は今すぐご搭乗下さい!!時間に間に合わない方は搭乗できません!!」

ナイス!!(°д°*)

とりあえずラスト1本飛行機が飛ぶことになりました。何としてでもこれに乗らなければなりません。14時半に出発って…いま14時05分ですが!私の場所は最後尾です。前に並んでいる人数50人程。乗れるのか!?

ベテランスタッフ、サブリナさんの神対応

14時10分

ピー、ピー、ピー、(バーコード読み込む音)搭乗ゲートでチケットをスキャンしてどんどん機内に乗り込んでいきます。しかし、はじかれてしまう人もいて、隣の別のカウンターにまた並び直せと言われていました。どうやら別の空港で乗り換えがあると機械が読み込めないようです。私もソルトレイクシティで乗り換えだったのではじかれてしまいました。いやな予感…

もしかして…乗れない?

14時15分

同じように接続便で乗り込めない人が20人程取り残されてしまいました。離陸時間が急きょ変わったので、別カウンターで再度チケットを再発行してもらわないといけません。早く早くううう! 気持ちが焦ります。あと15分!

14時20分

ここでチケットチェックをしていた女性が、私たち以外の乗客を乗せたので2ヶ所で再発見の手続きを始めました。先程アナウンスもしていた中年のアジア系女性!ものすごい勢いでタイピングを始め、次々と発券して乗せていきます。片方のカウンターにも指示を出しつつ、顔を真っ赤にして汗だくで、必死に時間内に間に合わせようとしてくれています。そしてこの言葉。

大丈夫、私が全員必ず乗せます!!

惚れる!!名札を見ました。サブリナさんありがとう!

14時28分

サブリナさんの神対応のおかげで、ギリギリ私も搭乗、残っていた全員が乗り込み離陸しました。喜んだり急激にガッカリしたりジェットコースターのようでかなり疲れました。やっとラスベガス脱出…次はアメリカ脱出です。

国際電話で2時間待ち…間に合うか帰りのチケット

⑤不安な帰国便

ラスベガスを出て、1時間で到着したのはReno(リノ)です。自然に囲まれた小さい町なのでみんな車で移動、人との距離もあって空気もキレイ。町中を歩いている人はいませんでしたが、公園でくつろいでる人は沢山いました。ホームレスだって明るく話しかけてきます。

ヘーイ!元気?天気いいね!Weed(マリファナ)吸う?

…NO(°д°;)

スーパーにはまだ物がぎっしりあって、買い占めは起きていません。都会からは時差があるのかも…少しホッとして気が緩み、今までの疲れが一気に出てそのまま2日程引きこもりへ。

そして3月23日、あるニュースが目に飛び込んできて飛び起きました。

日本人含め米国からの入国制限へ コロナ拡大で首相表明

安倍晋三首相は23日午前の参院予算委員会で、米国での新型コロナウイルス感染拡大を受け、日本人を含めて米国からの入国を制限する考えを表明した。

首相は「日本人を含む米国全域からの入国者について、検疫所長の指定する場所での14日間の待機要請および国内での公共交通機関の使用自粛要請を行う。このあとの政府対策本部で決定する方針だ」と述べた。自民党の佐藤正久氏への答弁。(一部抜粋)

引用記事:朝日新聞デジタル

まずい…帰らないと!!

今まで繋がらなくて諦めてかけていた電話をかけまくり、帰りのチケットの日程変更へ。しかしアメリカ国内の電話はずっと話し中、もう日本の航空会社へかけることにしました。こちらも繋がりませんでしたが、望みがないのでそのまま待機。

待ってる間長すぎて20分程寝ていたのですが、それでも変化なし。結局オペレーターが出るまで2時間かかりました。ギリギリでチケット変更が終了し、入国制限前の25日成田到着の便を予約。日本に戻ってきました。

帰国後、日本の水際対策?

着陸に向かう機内では特に検疫の説明もなく、サーモグラフィーの設置された出口を通るだけ。37.5℃以上ある人は検疫カウンターで検査を受けます。あれ、これだけ?翌日から入国制限するというのでもっと細かい検査や拘束など覚悟していました。正直熱が無ければ誰でも通れます。

空港は同じように急いで帰国した人で溢れかえっていました。留学を中断して帰国した高校生たちや、ビザが切れる前に戻った駐在職員、学生の旅行者…さすがにマスクはしていますが、1日違うだけで私も含めこの人たち全員公共機関使って帰れます。

私は家にルームメートがいるので、宿を近くに取り2週間自主隔離後に帰宅しました。

入国できて嬉しいけど、もっと入国審査を厳しくする必要があったと思います。その週は海外帰国組が国内の感染を増加させたというニュースが流れ、仕事とはいえ自粛の時期に勝手に海外に行った方としては耳が痛いです。

しかし、混雑していても空港職員は素通りだし、帰国時の入国検査の方法では絶対に防げないので、体制をもう少し早く整えていたら今の感染数も違ったかもしれません…もう今となっては、収まるまで家でじっとしているしかありません。

早く元の生活に戻りますように…以上が私の身近な体験でした。読んでくださった方ありがとうございます!

ABOUT ME
sishamoo
旅に出た時、他の旅人の情報を元に行先の参考にする人は多いはず。次に旅する誰かのために繋げるサイトを目指して残します。 2020.3月 新型コロナウイルス蔓延のため、失業中。しばらくはコロナ自粛を乗り切るための活路を見つけるサイトになります。インドが好きなのでインドのちょっと変わったニュースを紹介中。