最近何かと話題のChatGPTですが、すでにUpworkの案件応募にも使われています。日本でも海外でも、Upworkで上手く使って効率的に仕事をゲットしたい人は多いのは同じです。
今回は色んな人のYoutubeから情報を得て、自分で検証しまくってみたのでご紹介します。
ChatGPTやってみた!英文レジュメ作成の第一歩:アカウント作成
①サイトにアクセスして情報を登録
ChatGPTを解説しているのに、サイトのURLは中々公開されてないサイトが多くて辿り着くまでに時間がかかってしまいました。(リサーチの方法に問題があるかは別です…)
サイトURL:https://chat.openai.com/chat
ここにアクセスしたら、ログインかサインアップを求められるので“Sign up”を選択。
Google、Microsoftアカウント、Emailアドレスのどれかを入力します。今回はGoogleアカウントを使って登録しました。
ChatGPT様から「人間だと証明してください」と言われています。御意。画面の英文はクリックすると先に進めるようになっています。(※この画面が出て来ない人もいるようです)
自分の名前がすでに入力されています。間違っていなければこのまま進みます。
電話番号を入力後、携帯に認証コードが送られてくるので入力します。
じゃん!これでChatGPTを使えるようになりました。画面下にあるチャットボックスに文章を入力してコミュニケーション(?)を取っていきます。
色んな方法で検証編!実際はどうなの?精度は?
検証①Upworkの案件募集ページをコピペして作成
(Youtube動画:Revolutionize Your Upwork Proposal Game with ChatGPT – Watch Me Apply To Jobs Effortlessly!より)
まず目に付いたのがこの方。海外のUpwokerです。ChatGPTを使ってProposalを一瞬で作成しています。動画は英語なのですが、中身を参考にして作ってみます。
彼のやっている方法はUpworkの案件募集ページの文章を丸々コピペして、ChatGPTに書いてもらうというもの。動画の概要欄に記載されている内容をちょいと拝借。
Command: Write a proposal to this UpWork gig pasted below in less than 150 words in informal language. Refer to how the experience from my profile pasted below can be relevant to this job. Ask a question about the project in the end.
Job offer: [PASTE JOB OFFER]
My profile: [PASTE YOUR PROFILE DESCRIPTION]
参照:Matt LakerのYoutubeより
何を入力しているかと言うと…
①150文字以内で、インフォーマルな言葉を使って下記に貼り付けたUpworkのProposalを書くこと
②Upworkの自分のプロフィールから、案件に関係する内容を抽出して参照すること
③最後に募集プロジェクトについて質問する文章を入れること
Job offer: [案件詳細]
My profile: [自分のプロフィール]
ちなみに案件の詳細ページとは、クライアントがフリーランスを探す時に記入する募集要件などが詳しく載ったものです。画像で出すとこちら。
これをコピーして、プロフィール(仮)もコピペして、作ってもらったProposalがこちら。
おおお!すごい、3秒でこんなに書いてくれました。私が普段送ってるProposalの倍くらいの量ありますわ。多少名前を変えたり、直す場所はありそうですが、これは結構良いんじゃないでしょうか!
検証②日本語の履歴書をコピペして翻訳
次はこちら。日本語の履歴書から英語に変換されるのかやってみます。サンプルなので私が経歴・学歴を適当に詐称した文章をコピペします。使ったコマンドは “Translate this resume from Japanse to English.” さて、どうなる…?
おーっ!そこまで複雑な経歴詐称ではありませんでしたが、一瞬で英文変換してくれました。ちなみに日本語のコマンド「この履歴書を日本語から英語に翻訳してください。」と打ってみたところ、同じ結果になりました。
英語コマンドより2秒くらい時差があったので、複雑な文章を打てばもう少し時間がかかるかもしれません。いずれにせよ、日本語でもOKであれば忙しい時間の合間に英文レジュメを作りたい人の時間をかなり短縮できますね。すごいぞChatGPT。
〇〇時は使えない?話題になり過ぎた落とし穴
しばらく時間帯を試して色々いじってみたのですが、夜(18時~24時)だとアクセスが集中し過ぎているためか…写真のようなエラーが出てほとんど入れないことも。日にちによるのかもしれません。
逆に日本時間の日中は、英語圏の真夜中の時間帯に当たるためかサクサク利用できました。世界中で色んな人がChatGPTで楽しんでいるので、繋がりにくい時は時間を少し置いてからアクセスするのが良さそうです。
AI搭載の無料英文レジュメ作成サイトを大活用!
英文での文章が用意出来たら、必要な時に使えるようにPDFやWordでまとめておきたいですよね。自分で用意してもいいし、こんなお役立ちサイトもあります。英文のカバーレターは有料ですが、レジュメ1枚までなら入力⇒PDFで出力まで無料で利用可能。(検証済)
・サイトURL:resumA.I. – The Best AI Resume Writing Assistant (resumai.com)
メリット
・料金無料で利用可能
・AIによるライティング機能、サジェスト機能(これはどうですか?など候補を帆表示してくれる)付き
・サイトがシンプルで見やすい
・最終的な出来上がりをプロ(人間)にチェックしてもらえる(有料)
デメリット
・無料で利用は1枚まで
・出力形式はPDFのみ(無料プランの場合)
・テンプレートは1種類のみ(無料プランの場合)
1つ上のプランでも$3/月 なので、こだわりたい方はアップグレードもアリ。
このサイトでは、ありがたいことに無料でAIライティング機能が使えます。ChatGPTで翻訳してもらった内容をコピペして使っている人もいますし、入力した情報を元にAIに再度文章を練ってもらってる人もいます。
【重要】クライアントの心をつかむのは人間力 > AI
完全コピペは著作権侵害に関わる可能性がある
Upworkのコミュニティをチェックしてみると、他のフリーランスからChatGPTを使ったproposalについて色々な意見がありました。そこでCommunity Managerからのコメントを発見。
“When you post content on Upwork, per our Terms of Service you agree that content won’t violate anyone’s rights, including intellectual property rights. As the AI powering ChatGPT and other similar programs may pull from sources that may include others’ protected content, by utilizing it, you may be infringing on the copyrights of others. For this reason, we do not recommend utilizing these programs for creating content used in a proposal or in completing a job unless you are able to confirm that it is not in violation of the intellectual property rights of others.
Failure to properly disclose the use of artificial intelligence assistance in content creation may lead to temporary or permanent suspension of your Upwork account.”Upwork Community Managerより
AIを使ってコンテンツを作成するということは、ネット上にある他人のデータを引っ張ってきているので、知らず知らずのうちに著作権侵害する可能性もあります。それが発覚すると、Upworkのアカウント一時停止(または永久停止)に繋がります。Upworkとしては、著作権を侵害していないと確証できない限り、AIを使ったproposalやタスクの納品はおススメはしていません。
クライアント側からしても、ブログやライティングの案件をAIでパッとやったものを出されたらUpworkに依頼する意味はないですよね。それなら自分出来るし。
個人的にはProposalやプロフィールの参考に使うのはアリとは思いますが、必ず人の手を入れるひと手間は加えた方が良いですね。
どの時代でも中身で勝負
ChatGPTを使って色々試してみて、便利な時代になったな~と感じました。英文レジュメ・カバーレター作成の時間が短縮されて、より多くのクライアントにアプローチできるチャンスが増えるわけです。
円安の影響もあり英語で仕事を探す人が増えていますが、どんなに魅力的なレジュメが完成してもクライアントが評価するのは実際に仕事が始まってからです。メールの対応、納品速度、サービス内容の精度、また一緒に仕事をしたい人柄かどうか etc.
Upworkで活動する場合はその評価がJob Success Scoreに直結してきます。海外UpworkerのYoutubeでも一言ありましたが、個人的にはChatGPTに全振りしないで、お役立ちツールとして上手く活用するくらいで良いのではないでしょうか。
「またこの人に仕事を頼みたい」と思ってもらえるような粋なフリーランスを目指したいですね!
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Upwork6年目のフリーランス。Kindle『UPWORKのはじめかた』著者ししゃも (@sishamotravel) / Twitter