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【40枚目で成功したコツ】イカゲームのカルメ焼きキットで失敗しない作り方

Netflixでイカゲームを見て、「作ってみたい!」と思った人は少なくないはず。私も速攻カルメ焼きキットをネットで買って作ってみたのですが、これが結構難しいベーキングパウダーでもいいの?どのタイミングで重曹入れる?キレイな形にならない…

めっちゃ失敗したのでこれから作る人に成功しやすいコツをシェアします。

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イカゲームのカルメ焼きキットで失敗しない作り方

IHヒーターや電子レンジでもできる?

(画像:Pouchより)

何度も試行錯誤されてIHで成功している人もいるので、一概にIHではできないとは言えません。しかし、IHは熱を発生させるコイル部分(中央)が一番高温になるので、グラニュー糖の溶け方にムラができたり焦げやすくなります。

うちもIHですが、購入したキットのおたまがガスコンロしか使えないため、カセットコンロを用意しました。特にキットを使わず、IHのフライパンで作る場合は混ぜやすいように小さめのフライパン(鍋)を使うのが良いと思います。

IHでもキレイにダルゴナを完成させてる記事を発見しました。参考にどうぞ。

参考:Porch

電子レンジ

(Youtube:【話題ダルゴナの作り方】電子レンジでイカゲームのカルメ焼きを材料2つで作る!直火なし!おたま不使用!How to make the Dalgona in Squid game!より)

電子レンジで作っている強者もいました。少ない道具でかんたんにできるならそれが一番ですね。ただ、電子レンジだと水分が飛ぶのが早いので、よく見てないとあっという間に砂糖がカラメル化しちゃいそうです。

Amazonに全部道具が揃ってる可愛いキットを発見


イカゲーム・ダルゴナカルメ焼きキット

ネットでよく見かけるレシピには、身の回りにある道具で間に合わせてやってる人が多いです。私も「しまってあるクッキー型どこに行ったかなぁ」と思いながら、このページを発見。気付いたら支払い情報を入力していました。これを衝動買いと言います。

イカゲームのシーンで出てきた抜き型や、完成したカルメ焼き(ダルゴナ)を型にはめて針で遊べるセットまでついてるなんて…視聴者の気持ちを分かってますね。元々韓国で昔から存在していたキットのようですが、イカゲームで人気になってそれ仕様にバージョンアップされてます。

届くまで3週間かかりました。いざ開封の儀。ハングルで道具の説明書きがあったんですが、読めないので自己解釈します。

さあやってみよう!

よくある失敗例8つ!何で上手くできないの?

失敗例①重曹ないからベーキングパウダーを使っちゃった

(砂糖がいつまで経っても柔らかいままで成型できない)

ベーキングソーダ(重曹)とベーキングパウダーなんて似たようなもんでしょ…と思ったそこのあなた。私もそう思って、重曹が家になくて最初はベーキングパウダーを使ってやってました。

しかし、砂糖がドロっと溶けた後は一向に膨らまないし固まらないので型も押せず、ただのおいしいべっこう飴がたくさん出来ただけでした。

ベーキングパウダーで上手くできている人もいるようですが、私は重曹じゃないと成功しませんでした。

失敗例②重曹入れすぎてモコモコしちゃった

かといって重曹を入れすぎると、写真のようにあっという間にモコモコしちゃいます。平らにはしやすいのですが、表面が膜のようにピンと張ってるので型を抜いても押し返されてしまいます。

厚みが出て気泡も大きくなってしまうので、重曹は入れ過ぎないようにしてください。お菓子としては、こっちの方がおいしそうです。

失敗例③砂糖加熱しすぎて焦げちゃった

砂糖をダマにならないように溶かそうとして、加熱し過ぎたらこうなります。通常より熱が逃げるのも遅くなります。成功したカルメ焼きと同じタイミングでプレスしたら、まだ柔らかくて潰れてしまいました。

色も濃い茶色に代わり、苦みが強くなりもはやおいしく食べられません。眠っちゃいけない時に食べるのがおすすめです。思わず目覚める苦さです。

失敗例④成型後にはがそうとしたらくっついちゃった

「あ、結構うまくできたかも!」と思ってサッとはがそうとしたら、次の瞬間台無しになりました。取るのが早すぎるとダルゴナが固まってないのでくっついちゃいます。

失敗したら下に敷いてる鉄板をその都度洗わないといけないので、これはクッキングシートを敷いたら光の速さで解決しました。

失敗例⑤思ったより小っちゃくなっちゃった

何かいい感じにできたけど、ちょっと形が小っちゃい。星型の先端と外側の隙間がギリギリですね。砂糖が足りないと、プレスしても綺麗にダルゴナが広がりません。さらに、端っこは厚みが薄くなりがちなので乾いたらヒビが入りやすくなってしまいます。

お好みの大きさに応じて砂糖の量は調整できるので、小さく作りたい人は良いですが、付属の缶にピッタリハマるにはもう少し大きめにする必要があります。

失敗例⑥型を抜いたらヒビ割れしちゃった

プレスする時にかける力が一部だけにかかり、ダルゴナの厚みが均等じゃない場合は乾燥したら薄い方からヒビ割れていきます。

綺麗にできると嬉しくて別皿に移して飾っておいたのですが、数秒後に「ピキピキパキ…」という音がして見に行ったら割れていました。こんなデリケートなお菓子だったなんて…完成後も油断なりません。

失敗例⑦型抜きの線が薄くなっちゃった

プレスした時にくっつかないように時間を置きすぎると、そのまま固まってしまい、抜き型を押した時にはすでに遅し。うっすら線が付く程度でした。

これを作ったのは15枚目で、形も悪いし小さいし…目の前に失敗作が積み上げられていきます。材料が砂糖と重曹だけなのに私ってこんなに不器用だったっけ…ちょっと挫折しそうでした。

失敗例⑧端っこだけくっついちゃった

クッキングシートを敷いた場合は、グッとダルゴナをプレスした後も気が抜けません。何回もやってると今回こそは成功したか心配じゃないですか。「できてるかな…?」とソーッと端から覗き込んでいった結果がこちら。

最後の方はシートがビローンとくっつき、失敗作になってしまいました。シートはテープで固定し、グッと押してパッと外す勢いが大切のようです。強気で作れば成功します。

成功するコツ!これならキレイに作れる執念のレシピ

<材料> ダルゴナ1枚分
・グラニュー糖…15g
・重曹…カラシスプーン1杯

<基本の作り方> 調理時間2~3分
①砂糖を中火で溶かす
②火から下ろして重曹を入れる
③膨らんできたらプレートに落とす
④プレスして平たく成型する
⑤中央に型抜きでマークを付ける
⑥乾いたら完成

連日作り続けてようやく成功したので、工夫したら良くなったことを紹介します。

すでにもう「自分のレシピの方が上手くいくんですけど」というオリジナルレシピをお持ちの方向きではありません。何回かやってみて、自分で作りやすい分量ややり方を見つけてください。

コツ①砂糖の分量は誰が何と言おうと15g

色んなブログのレシピなどを見ると、砂糖の量は大さじ1~2杯って書いてあるのが多いです。グラニュー糖の大さじ1杯=12gなので大さじ2杯は24g、結構変わるんですけど!と思い自分で計って作ることにしました。

私が作りやすかったのは15gです。溶かすと砂糖の量は減ってしまうので、プレスした時にヒビ割れない厚さができる丁度良い大きさかと思います。(個人的にです)

コツ②加熱は砂糖のダマが消えるまで

グラニュー糖は粒が荒く、キレイに溶かさないと乾燥した時に白く残ってしまいます。火と近いと焦げるので中火で混ぜながら火力は調整してください。

ゼラチンを溶かしたような、てろんてろんした状態になったら火から下ろします。

コツ③火から下ろしてから重曹をサッ

火にかけたまま重曹入れると、加熱した状態でさらに化学反応で二酸化炭素が発生して、あっという間にモコモコになってしまいます。

「あ、砂糖溶けた!重曹入れなきゃ!」と思って焦ると、火から下ろすの忘れちゃうんですよね。落ち着いて火を止めてから入れれば大丈夫です。最初にあわあわして作って十数枚失敗した人が言うんだから間違いありません。笑

コツ④プレス前にトントンして空気抜き

(ゆっくり気泡が表面に上がってきます)

ケーキを作る時に、生地を型に流し込んで気泡を抜くために、型を軽く持ち上げてトンとテーブルに打ち付けますよね。

ダルゴナも混ぜながら作るので空気を含んでいます。気泡が中に残って冷めてしまう前に、下に敷いてるプレートをトントンと軽く落として空気抜きをすると表面がキレイになります。(はずです)

コツ⑤一点集中!中心にたらせば仕上がりもキレイ

重曹を入れたら、丸い円になるようにダルゴナを落とします。この時点でキレイな円になっていれば、プレスした時も形が崩れずまん丸になります。

クッキングシートの下に何か目印になるようなマークを付けておくと落としやすいかもしれません。

コツ⑥乗り越えていく我慢の40秒

他のレシピでは20秒~30秒待ってからプレスするものが多く見つかりました。

同じようにやってみたら…まだ全然柔らかいんですけど!って感じで型抜きまで辿り着けず、謎の飴細工風オブジェが何枚も完成しました。ここは押したい気持ちをグッとこらえて10秒追加したら成功率が高くなりました。

好きな歌のサビ1フレーズくらいでしょうか、口ずさんでれば40秒はあっという間です。

コツ⑦カウント大事!プレス4秒、抜き型3秒

(初めて夜中に成功した40枚目。ちょっとマダラですがキレイに型抜きできました)

後半はスピーディーに作ります。プレスする道具はフライパンや鍋の底でもできますが、取っ手の部分に力がかかりやすいので厚みを均等にするのもポイントです。垂直に押して1、2、3、4秒です!

すぐさま抜き型を中央にセットして1、2、3秒でパッと取る。遅いと抜き型を埋め込んだまま固まります。ここまでやってきて成功した時の嬉しさは計り知れません。

カルメ焼きキットの詳細を見る

材料と道具の気になるあれこれ!

上白糖・グラニュー糖・三温糖はどれを使うべき?

どの砂糖で作るのが良いのか私も迷い、3種類に分けて作ってみました。その結果、グラニュー糖が一番向いてるという結論に達しました。

あくまでも今回のカルメ焼きを作る時の話です。どの砂糖にも一番輝ける使い道があるので、他の砂糖は料理やお菓子で活躍してもらいます。

上白糖

特徴 粒が細かい、水分量が多い(0.8%)、しっとり
加熱した時 溶けやすいのでダマが残りにくい
結晶化した時 水分量が多いので固まる時間が遅い

水分も多く含み粒が細かい上白糖は雪が溶けていくようなスピードで火にかけたらあっという間に液状化しました。

「あれ?もしかしてこっちの砂糖の方がいいかも?」と思ったのもつかの間、柔らかいままだったのでプレスするまでの時間が40秒では足らず、くっついてしまいました。

ダルゴナの出来上がりもベタッとしていて、オススメしません。しっとり作りたいカステラや和菓子、料理の下味に使いましょう。

グラニュー糖

特徴 粒がやや細かい、水分量が少ない(0.02%)、サラサラ
加熱した時 粒が全部溶けきるまでに時間がかかる
結晶化した時 プレスした時にくっつきにくい

色んな砂糖に手を出しましたが、やっぱりグラニュー糖しか勝たん。水分の少ないこのサラサラ感が作りやすくていいんすよ。ダルゴナの出来上がりの表面もつるんとしててキレイです。

しっかり混ぜて粒を均等に溶かしたら、もう成功は目の前です。

三温糖

特徴 粒が細かい、水分量が多い(1.65%)、しっとり
加熱した時 粘りが強い、焦げやすい
結晶化した時 固まるまでの時間が早い

三温糖は上白糖を作る過程で出来た糖液をさらに加熱しているので、すでに何度も火が入ってるわけです。

さらにダルゴナを作る時にもう一度加熱することで、溶けても粘りがあって上手くできる気がしませんでした。上白糖とは逆に40秒待つと長すぎて、プレスしても2mmくらいしかヘコみません。やめました。

煮物の友としてコクや風味を出すのに活躍してもらおうと思います。

まとめ

色んな作り方がありますが…ベストな作り方が見つかればOKです。材料は少ないのに中々悩まされました。イカゲームの映画に出てくる作業員たちがどうやってあんなにキレイに作ったのか作業工程が見たいです。

ちなみに自分で作ったダルゴナを針で型抜きしてみましたが、速攻ヒビ割れました。裏側から舐めてもみました。失敗…生き残れず。難易度高すぎて、このゲームを勝ち抜いた人たち本当にすごい。

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