ようやく海外旅行に行けるようになっても、やはりまだまだ不安は残るもの。ましてやエジプトなんて生きて帰ってこれるでしょうか。人生で一度は見てみたいピラミッド、冒険盛り沢山の貧乏旅行より安全な旅。アフターコロナは「ロコタビ」使ってみませんか。
どんなロコがいる?エジプトにいる日本人を探す
(画像出典:ロコタビ)
ロコタビとは、世界各地に点在する現地の日本人からサポートを受けられるサイトで、日本語で安全なサービスを受けられると人気です。特にぼったくりやスリなどが多い地域では不安も多いし、コロナはどうなってるのかも気になりますね。
現地で暮らし、リアルタイムで日本人としての感覚を共有してもらえたり、現地でしか分からない情報などを教えてもらえるのでアフターコロナの海外旅行でも非常に重宝されています。(体感)
サービスを購入しなくても、無料で質問できる機能もついていて、大まかな質問は公開質問で回答してもらえます。(詳細な相談はサービスを要購入)
<ロコタビ(エリア:エジプト)に投稿されている質問例>
・現在の治安など体感でどんな感じでしょうか?
・カイロで買い物代行を頼みたいのですが、相場はおいくらですか?
・現地でのアジア人差別はありますか?
・カイロからアレクサンドリアまでの移動手段は何が一番効率が良いですか?
・エジプトのATMでお金が入ってないですが、ぼったくられない場所はありますか?etc.
その他諸々、現地で生活している人の生の声が聞けるわけです。ロコによってサービスの値段はまちまちですが、ありがたい1000円~です。これで現地の安全(情報)が買えるなら安いもんですわ。
インドやパキスタン、南米やヨーロッパなど全世界にロコがいるので、海外旅行の日程を立てるのにも有益な情報が手に入るかもしれません。
ちなみに、ロコタビという便利なサービスを全く知らずにエジプトに行ってきた女の体験談はこちら。毎日怒り、自分の中に潜む「インナー憤怒」が発見できた旅でした。
【エリア別】エジプト旅行日程の組み方ポイント
限られた時間で最大限楽しむコツは、日程の組み込み方次第です。値段・移動時間・移動距離・治安はもちろん、朝行くべき場所なのか、午後に回しても良いのかなど、一番ベストなタイミングを調べてパズルのように組んでいくと、効率良く回れる日程が完成しますよ。
【ギザ・カイロ】旅行日程ポイント 最低滞在日数:3日
ポイント①市内の移動はUberを使う
カイロでは、英語も通じますがアラビア語しか話せない人も多いです。考古学博物館、オールドカイロ、ハン・ハリーリ市場などの移動は迷いなくUberを使いましょう。ぼったくられる可能性もグッと下がります。
カイロ市内⇔ギザピラミッドエリアは距離がある(車で30分以上)ので高速道路を使います。タクシーの値段も多少高くなるので、余裕がある人は地下鉄でギザ駅(EL GIZA駅)まで行ってからUber拾っても良いと思います。
ポイント②考古学博物館は午前中に行く
ここには20万点以上の展示物が2階建てのフロアにびっしり点在しています。私は5時間くらいゆっくり見て回りました。ガイドを雇ったり、ツアーを取ると2・3時間でポイントだけ説明して終わることが多く、「全然時間が足りない!」と言う声も多いです。
博物館内はかなり広く、見所が多くてたくさん歩くことになりますが、3000年以上前の歴史ある展示物が目の前でじっくり見れるので、朝から行って余裕を持って見て回りましょう。
※現在、考古学博物館は移転しています。
現地での効率的な回り方についてはカイロ在住のロコに相談してみてくださいね!
ポイント③ギザエリアは1泊すれば十分
目の前にそびえ立つピラミッドと有名なスフィンクス…確かにすごいので感動しますが、行ってしまえば周りは民家で観光客が過ごせる場所があまりありません。タハリール広場から毎日往復するのも大変だし、1日ゆっくりピラミッドを見て過ごすのがおすすめです。
ピラミッドがあるのは西側で、真っ赤に空が染まる夕日が絶景です。1泊はギザに宿を取り、朝日と夕日を楽しんでください。夜は屋上スペースからピラミッドのライトアップショーが見えたりします。新・考古学博物館がギザに移転したので、+1泊付けてもいいかもしれません。
ポイント④博物館で知識をつけてからピラミッドに行く
既に色々エジプトの歴史に詳しい人は良いですが、私のようなにわか旅行者は考古学博物館に先に行き、知識をつけてからピラミッドに行くと感動が全然違います。
ピラミッドを作った王様の顔、当時のエジプトの測量技術、ピラミッド内で発見された財宝など、目に焼き付けた展示品の数々を思い出しながら見るピラミッドは忘れられない体験になります。1つ1つの展示物に細かい説明は付いていません。(あると思ってました…)
超貴重な展示物が目の前にあるのに、ある程度事前知識が無いと、ただの巨大な石や銅像、木彫りの何ちゃら…みたいな曖昧な記憶になってしまいます。
【公開】ちょいちょい高い…ギザ・カイロの神殿・入場チケット
エジプトは物価が安いと聞いていたので、安心していたら外国人価格が至る所で適応され、観光すると結構高くつきました。「え、ここも金かかる!?しかも結構高くない?ここも?」みたいな連続で、2日に1回はATMに行っていたような…!
<実際にかかった入場料一覧(2019年)> ピラミッド・博物館
①エジプト考古学博物館入場料:200ポンド(1,354円)
②博物館持ち込みカメラ代:50ポンド(339円)※携帯のカメラで撮影なら払わなくてもOK(⇐何かセコい気がする…)
③ミイラ室入場料: 180ポンド(1,219円)
④ピラミッドエリア入場料(クフ王内部と太陽の船博物館込):600ポンド(4,063円)
総額:1,030ポンド(6,939円)+ガイド代、チップ代、車代
【アスワン】旅行日程ポイント 最低滞在日数:2日
ポイント①アスワン市内⇔フィラエ島はタクシーで行く
イシス神殿があるフィラエ島までは、ツアーに参加していない限り市内からの足がありません。個人で行く場合は、値段の交渉やぼったくりを華麗にかわし、アスワン市内でタクシーをチャーターして船着き場へ⇒イシス神殿のチケットを購入⇒フィラエ島までモーターボート(5分ほど)で移動⇒2,3時間後にドライバーと再集合するというメンタル的に負担のかかる流れになります。
フィラエ島まで小さなモーターボートで向かうのですが、(それしか方法がありません✋)船代を割るためには複数人いた方が良いですよ。私は泣く泣く一人で払いましたけど…。
バックパッカーや他の旅行者捕まえて一緒にいく方がお得なので、午後遅い時間だと相乗りする相手が見つからず割り勘のチャンスを逃してしまうかもしれません。
ポイント②アブシンベルツアーを宿で予約する
アスワンの宿に着いたら、まずはアブシンベルツアーを予約しましょう。自力で行くとバスも来るか来ないか分からない、値段の交渉もしないといけない、バスの本数も少ないというギャンブルです。エジプトの旅に刺激を求めてる方以外はおススメしません✋
ツアーのスタイルは他のホテル客と相乗りなので、朝4時に集合して各ホテルを回り参加者をピックアップしながら向かいます。かんたんな朝ご飯BOXを持たせてくれるので、みんな道中に車内で食べていました。
ポイント③ルクソール⇔アスワン間の電車のチケットは車内で購入
カイロ⇔アスワン、カイロ⇔ルクソール間の電車は人気で数日前に購入必須ですが、ルクソール⇔アスワン間は電車で3時間の距離で全然混んでいませんでした。車内で車掌さんを待ち、その場で購入でOKでした。
エジプトの電車は足元も広くて非常に快適なのですが、親の仇のごとく冷房が効いているので上から羽織れる服を持って行かないとプルプルとチワワのように震えながら数時間過ごすことになります。東南アジアの電車内も寒いけど、業務用冷蔵庫並みにダントツで寒いです。
ポイント④ファルーカに乗って夕日を眺める
アスワンはファルーカという、伝統的な木造の帆船でナイル川をゆっくり回るのが人気です。客引きはマジでホントにこちらの人相が変わる程しつこいですが、帆船なのでエンジンの音もしなくて静かだし、ファルーカの上で見る夕日は最高です。エジプトの夕日はめちゃくちゃ綺麗で忘れられません。
空が一面、絵の具で一面塗ったようなオレンジになって、赤になって、紫になって、夜になる…感動しますよ!騙してませんが、騙されたと思って乗ってみてください。
【公開】アスワン(アブシンベル神殿)の神殿・入場チケット
<実際にかかった入場料一覧(2019年)> アブシンベル神殿
①アブシンベル神殿入場料:240ポンド(1,625円)
②移動費:アスワン市内⇔アブシンベル往復ツアー代(300-340ポンド)
※個人で行くには足が無くて大変難しいので、大体アスワンの宿でみんな予約していきます。移動時間片道3~4時間。
総額:580ポンド(3,907円)
<実際にかかった入場料一覧(2019年)> イシス神殿
①イシス(フィラエ)神殿入場料:180ポンド(1,218円)
②移動費①:アスワン市内⇔フィラエ島(船着き乗場側)までの往復タクシー代
(観光している間は待機してもらいます。目安は3時間300ポンド(2,021円)
※イシス神殿はフィラエ島という島の上にあります。Uberは使えないので、市内からの足はタクシーを交渉して移動します。乗車時間約20分。
③移動費②:船着き乗場⇔フィラエ島(イシス神殿側)までの往復ボート代(交渉制)
※ここが難関。チケットを購入した先にボート乗り場があります。人数が多ければ割れますが、料金は1人175ポンド(1,179円)。乗船時間約10分。
総額:655ポンド(4,413円)
アブシンベル神殿の周りにホテルは全然ありません。大体の観光客はアブシンベル神殿を見て日帰りでアスワンに戻ります。余裕がある方は、ちょっと高めのホテルに泊まって夜のライトアップを楽しむかのどちらかです。
【ルクソール】旅行日程ポイント 最低滞在日数:2日
ポイント①ルクソール神殿は夜、カルナック神殿は朝
これは宿のエジプト人のおじさんに教えてもらいましたが、まさにその通りでした。夜のルクソール神殿のライトアップは、雰囲気あってカメラのシャッターを押す指が止まりません。たまに柱の陰から自称ガイドが出てくるので要注意。
カルナック神殿は頑張って朝早く起きて、朝日が差し込む神殿をゆっくり見て回りましょう。団体客が少なく、神秘的な雰囲気を感じられます。8時を過ぎると次から次へとツアーバスが到着するので現実に引き戻されます。
ポイント②観光は東側で1日、西側で1日で分ける
日程が厳しい人はしょうがないですが、王家の谷などお墓が集中している場所をツアーで効率良く回り、西側はレンタサイクルを借りて個人で回るのをおススメします。1日で両方回ろうとすると、疲れるし滞在時間が限られすぎて帰国後に雑な回り方をしたことを後悔します。
カルナック神殿まではチャリで行きましたが、ナイル川沿いはサイクリングロードになっていて気持ち良いですよ。朝早く行くと、12月でも空気が澄んでいたので、気球ツアーの気球が一斉に空に上がる様子も見れました。
ポイント③電車のチケットが満席!困ったらGO BUSで帰る
カイロ行きの電車のチケットは早めに取るに越したことはないですが、もう席が残っていない!という時には高速バスで帰れます。焦る観光客を救う1本のクモの糸。
チケット購入場所(乗車も同じ場所)はGO BUSオフィスで、ルクソール駅から徒歩数分です。エジプトのバスって…と不安になりますが、かなり清潔で快適な旅でした!ただ、電車と同じように車内は激寒なので防寒必須。
(ちょいわかりにくいGo Busオフィス集合場所)
【公開】王家が眠る街…神殿・世界遺産入場料チケット
<実際にかかった入場料一覧(2019年)> 王家の谷エリア
①王家の谷入場料(お墓3ヶ所):240ポンド(1,617円) ※ツタンカーメンのお墓は別料金
②ルクソール神殿入場料:160ポンド(1,078円)
③カルナック神殿入場料:200ポンド(1,348円)
④ハトシェプスト女王葬祭殿入場料:140ポンド(943円)
⑤メディネット・ハブ複合寺院入場料(ラメセス3世葬祭殿を含む複合神殿):100ポンド(673円)
総額:840ポンド(5,659円)
以上、エジプトひとり旅主要スポットの回り方でした。帰国してから「ああすれば良かったな~」と思ったこともあるので、それも組み込んで記事にしました。
自分で旅行プランを立てるのがメンドクサイ人はロコタビの日本人に安全なエジプト旅プランを手伝ってもらいましょう🐟では、楽しい旅を!