ネット副業

【ChatGPTを使う前に】アカウント停止も?Upworkのポリシーに注意

開始3日で20万人もの登録者を誇るChatGTPがすごい勢いでネットに広がってますね。ChatGPTを使って色んなコマンドを試す記事や動画が乱立し、まさにAI業界の大谷翔平選手です(謎)

私も先日ChatGPTを使ってUpworkに使えそうな英語のレジュメを試しに作ってみました。コマンドの反応も早いし、検証結果も満足してはいましたが、ここでふと、ある疑問が。

Upworkの公式にとって、ChatGPTの使用範囲はどこまでOKなんだろう?そう思いませんか?

【ChatGPTやってみた】3秒でUpworkで使える英文レジュメ完成!最近何かと話題のChatGPTですが、すでにUpworkの案件応募にも使われています。日本でも海外でも、Upworkで上手く使って効率的...

【ChatGPT】アカウント停止も?Upworkのポリシーに注意

2023年3月20日に公式アナウンスを発表

(参照ːUsing Generative AI on Upwork)

We also know that transparency is essential to establishing and maintaining trust between clients and the freelancers they work with, which is why we recommend being transparent about which tools you use to complete your work, including the use of artificial intelligence products. Permitted tools can be clarified in a contract, job proposal, or message to help avoid any confusion or potential dispute. We also recommend reviewing contracts carefully, as clients can encourage or restrict the use of specific tools, including AI, in their projects.
参照ːUsing Generative AI on Upwork

<Upworkの意見要約>
・どのツールを使用してタスクを完成させるのかクライアントに伝え透明性を高める。
・ 使用許可の下りたツールは契約・proposal・メッセージ内で明確にし、混乱や潜在的なトラブル(異議申し立てなど)を避ける。
・クライアントがAIツールを含めた特定ツールの使用規制について、契約内容を慎重に確認する。

実際にはどこまでクライアントが把握できるかは分かりません。私の予想ではUpwork上で既にChatGPTを使ったproposalやprofileで案件をゲットしている人は結構いると思います。それをUpworkのアルゴリズムがどう判断して特定するのかは謎ですね。

AI同士でしのぎを削る世界…私の想像力では酒の力を借りないと追いつきません🍺

バレたらどうなる?最悪アカウントの停止

実はUpworkのコミュニティでも話題になっていた「ChatGPTを使ってproposalを送ったら上手くいった!」というスレッド。

本人は実験として検証してみたかったみたいですが、英文スペルチェックツールとして考えれば良いんじゃないか?ネットのテンプレートを拾って書き込むのと何が違うか?など他のフリーランスから様々な意見が飛び交いました。(それを毎晩こっそりチェックする私)

ここでこれを一発解決に導いたのが以下Upworkコミュニティマネージャーの回答です。

・AIを使ってコンテンツを作成=ネット上にある他人のデータを参照している。
知らず知らずのうちに著作権侵害する可能性がある。
・それが発覚すると、Upworkのアカウント一時停止(または永久停止)となる。
Upworkとしては、著作権を侵害していないと確証できない限り、AIを使ったproposalやタスクの納品はおススメしない。

これを読んで納得しました。まぁ、そうだよね。AIは自分で考えて一から書き起こすことは出来ないし。本当にオリジナルのコンテンツだと証明できない限り、使い方を間違ってしまうとバレた時に取り返しが付かなくなる可能性もあります。

お金を稼ぐためにUpworkに登録したのに、アカウント停止されたら本末転倒。テストで良い点取るために徹夜したのに、翌日テスト中に寝ちゃうのと同じくらい残念です。

そんな規約どこにある?Terms Of Serviceから探してきた

(参照ːUpwork/TOSより)

色々言ってくるけど、一体どこの規約に何時何分地球が何回回ったら書いてあるのか調べてみました。サービス利用規約に該当すると思われる1文を発見。

(Upworkにおいて) 著作権を含む知的財産権を侵害するものを提供・共有・サポート・または知ろうとすることは許可されていません。

参照場所ː3. What you’re not allowed to do on Upwork
⇒ 3.1 Post unacceptable content

そしてUpworkで活動する=この規約に同意ということになるので、やはりChatGPTを含むAIツールに関してはクライアントと事前に確認なり、自己申告なりするのが自分の身を守るためにも良いのではないでしょうか。

ChatGPTの使用OKなのはどれ?案件フィードをチェック

2023年の2月13日にAI専用のカテゴリが追加

(参照ːNew Generative AI Category Added)

実は2月のアップデートで新カテゴリとしてAI関連が追加されています。ということはUpworkは完全にChatGPTを認めてないわけじゃないようです。むしろ意欲的に取り入れようとしてますよね。

クライアントからの需要は?案件フィードで検索

クライアント側が求める募集スキルに“ChatGPT”というタグが追加されています。募集内容はChatGPTを使ってYoutubeやブログの運営を手伝って欲しい、AIのチャットボットを搭載したアプリを開発して欲しい、など。該当スキルを持ったフリーランスは確実に需要アリですね。

契約に“ChatGPTの使用”が条件として提示されていれば、まずクライアントとのトラブルは避けられますね。

フリーランスが自由にスキルをアピールできるProject Catalogで検索!

では、新カテゴリが追加されてから1ヶ月ちょっと経ってますが、Project Catalogを見てみると…155個のプロジェクトが登録されています。傾向はChatGPTを使ったアプリ開発、既存のウェブサイトにAIチャットボットの実装をする技術系AIツールを用いたデジタルアート系がズラリ。

逆にAIツールを使用したライティング系のプロジェクトはあまり見当たりません。私が過去に受けた案件でも、機械翻訳不可・人の手による翻訳が条件のクライアントがほとんでした。(当たり前か👀)「ChatGPTを使って翻訳やブログの記事作成します!」とは堂々とフリーランス側からは言いにくいですよね🤔

この辺りは、クライアントとの調整が必要でちょいグレーです。人によっては使ってもOKの人もいるかもしれないし。フリーランス側が出来ることとしては、Upworkのアナウンスメント通り、どのProject catalogでもAIツールの使用範囲、ツールの種類を明記した上でサービスを提供するのが良さそうですね。

【Upworkで稼ぐ】採用率3割UP!?得意なスキルでプロジェクトカタログを大活用!Upworkについて色んな方が記事を出すようになってきました。フリーランスとして登録して、稼げるチャンスをつかむ人が増えるのは嬉しいこと...

Twitterで情報発信やってます
Upwork6年目のフリーランス。Kindle『UPWORKのはじめかた』著者ししゃも (@sishamotravel) / Twitter

ABOUT ME
sishamoo
【国内初Kindle書籍出版】 海外クラウドソーシングサイトUpwork6年目、月商60万円達成で2021年Kindle出版。多拠点生活・ワーケーション・地方移住を始めたいフリーランスのみなさんと一緒に頑張りたい!Upworkで外貨収入を得るヒントになるnoteメンバーシップを始めました(*^^*)