誰もが思う「一生に一度は行ってみたい国」エジプト。つい最近まで現地に行かないと見れなったピラミッドや古代遺跡が、すぐ目の前に現れる体験をしてみませんか?
実際に現地に一度行ったから分かる私が、本当におすすめのエジプトオンラインツアーをご紹介します。下見のつもりでも、初めて覗くだけでも十分満足できます。
知っておきたい!オンラインのツアーメリット・デメリットは?
他の国は?HISの人気オンライン体験5ヶ国レビュー紹介
ピラミッドのレリーフを探る!エジプトオンライン体験
・ツアー時間:1時間
・値段:3,500円~(2021年6月現在)
・ツアー催行日:要問合せ
詳細はこちらから(Travel at Homeに飛びます):https://plan.travel-at-home.com/stc/case/info/BHzThGvRF9XZAJuonws6
・内容:
-ギザ地区の三大ピラミッドとスフィンクス像を間近で散策
–現地ベテランガイドの説明あり(日本語)
-ツアー終了後、その日に撮ったピラミッドの写真付き
おすすめポイント①ピラミッドの真ん前からツアースタート
オンラインツアーなので、Zoomを使ってツアーは進行していきます。エジプトと生中継になった瞬間、カメラの前にはドーンとピラミッドがそびえたっていて衝撃でした。もう着いちゃった。
実際は観光客がこの場所まで来るのにどれだけ大変なことか…市街地であるカイロの中心部からピラミッドのあるギザ地区までは車で1時間程移動しないといけません。入場料も高いし、40℃くらいは普通で暑いし…でも、オンラインなら一瞬ですね。
ちらほらと観光している人が画面に映りましたが、ほんの数人です。ガイドのハマちゃんはカメラを持ってピラミッドのすぐ近くまで、何ならピラミッドに登って内部の入り口前まで行ってくれます。ド迫力の映像が楽しめること間違いなしです。
おすすめポイント②車窓の景色が現地ツアーと変わらない
ピラミッド同士はかなり距離があって、とてもじゃないけど歩いては回れません。現地のツアーもオンラインのツアーもガイドの車で移動するのは同じです。
ハマちゃんがカメラをフロントガラスの近くにセットしてくれたので、カフラー王とメンカウラー王のピラミッドがどんどん近づいてくるのがよく見えます。本当に自分も車に乗ってツアーに参加してるみたいな気分になります。
砂漠のネット回線なので所々声が飛んじゃってましたが…携帯を冷やしながら生中継してくれてたので最後まで楽しめました。慣れてるみたいで日本語も分かりやすいです。
おススメポイント③ツアー終了後にツアー写真がもらえる
これが結構ポイント高いんですよね。他のツアー会社にはない特典。その日のツアー中に撮ってくれたピラミッドの絶景が送られてくるんです。
自分でエジプトに行った時は、観光客が多すぎて写真に入っちゃうし、ラクダ使いのおっさんがずっと付いてきたり…何より日陰もなく灼熱地獄でヘロヘロでした。
「向こうに綺麗に写真が撮れる場所があるので、ちょっと行ってきます~」とか言ってサッとツアー中に撮ってきてくれています。まぁ、現地で自分の目で見たものをカメラに収めるのも良いけど、これはこれでかなり嬉しいっす。
実際に行くとこれくらい!ギザ・カイロの神殿・入場料
エジプトは物価が安いと聞いていたので、安心していたら外国人価格が至る所で適応され、観光すると結構高くつきました。「え、ここも金かかる!?ここも?」みたいな連続で、2日に1回はATMに行っていたような…!

エジプト考古学博物館入場料 | 200ポンド(1,354円)※新しく博物館できたため2019年時の金額 |
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博物館持ち込みカメラ代 | 50ポンド(339円)※携帯のカメラで撮影なら払わなくてもOK |
ミイラ室入場料 | 180ポンド(1,219円)※チケットカウンター:博物館内部2Fミイラ室前 |
ピラミッドエリア入場料(クフ王内部と太陽の船博物館込み) | 600ポンド(4,063円)※ピラミッドエリア内なので、スフィンクスも見れます。 |
その他かかる費用 | 現地までの交通費、ツアーの場合はガイド・ドライバーのチップ代、お土産代 |
総額 | 1,030ポンド(6,939円)+ガイド代、チップ代、車代 |
感想
ピラミッドの内部は別料金がかかってしまうので、外から周りを散策するだけですが、それでも十分迫力があって古代エジプトの歴史を感じます。今後渡航を考えている方は、下見としてピラミッド周辺がどんな感じか分かるので参考にしてみてください。
今からでも遅くない!HIS大人の世界史講座

・ツアー時間:1時間30分
・値段:1,500円(2021年3月現在) ※現在HISで募集中の世界史講座2,000円
・ツアー催行日:要問合せ
詳細はこちら
・内容:
-各国の歴史を分かりやすく学び直せる世界史講座
-宗教、戦争、あの国の今が分かる国際情勢まで幅広いジャンル
おススメポイント①今後の海外旅行がさらに楽しくなる
海外旅行で他の国に行くと、食事や建物が全てその国の歩んできた歴史と繋がっていることを体感することが多いと思います。
私も「あーもっと世界史勉強しとけばよかったな~」と何度思ったことか。エジプトは特に。目の前にある遺跡や神殿の絵や文字に全部意味があるので、慌てて旅行中に調べながら周りました。
事前にガイドブックで最低限の予備知識は詰め込んでましたけど…やっぱりさらに深く知っておいた方が街歩き一つにしても変わってたのかもしれません。次に行きたい国の歴史だけでもちょっと深堀りすると、オンラインツアーでも実際のツアーでも役立つのではないでしょうか。
おススメポイント②ざっくりとではなく各国に絞って学べる
「世界史を勉強する」というと、人類誕生~第二次世界大戦~現代まで一気に広く浅くザーッと要点を絞って勉強するイメージがありませんか?学校では、時代ごとに切り取って勉強しても学ぶ時間が限られているので、そこまで深く内容追えません。
「ある国の歴史」にスポットを当てれば、その国の立ち位置や国民感情まで細かく知ることができます。自分が興味のある国ならスラスラ頭に入ってきて楽しくなってくるんじゃないでしょうか。
感想
私はエジプトでの旅行中に気になってた神殿の絵の意味や、エジプトの人たちの会話の内容を思い出しながら講座を受けました。「あー、あれはそういう意味だったんだ~」と妙に納得したところも多かったです。
1時間半でカバーできる内容は歴史の一部なので、講座終了後は自分で調べるしかないですが、世界史を学び直すきっかけには合ってると思います。
【アスワン】2時間堪能!アブ・シンベル神殿ツアー
・ツアー時間:2時間
・値段:2,300円(2021年3月現在)
・ツアー催行日:要問合せ:
・ツアー催行会社:プレヌスツアージャパン
(中近東・アフリカ・ヨーロッパエリアの現地ツアーを提供する会社です。)
・内容:
-アブシンベル神殿をじっくりと解説付きで鑑賞(1時間半)
–現地ヌビア人の自宅訪問!家の中や生活の様子を生中継(30分)
おススメポイント①ラムセス2世の傑作・アブシンベル神殿
ツアーが始まると、すぐアブシンベル神殿が拝めます!
観光客がここまで行くのにどんなに大変か…私はカイロからアスワンまで電車で14時間揺られたのち、現地ツアーでアスワンからアブシンベルのあるアスワンハイダム付近まで3~4時間バスで向かうという苦行でした。(駐車場からさらに灼熱の中を1㎞くらい歩きます)
往復時間入れて36時間くらいかかったものを、家から3秒で辿り着けるなんて最高です。しかも涼しいし。この日のアスワンは41℃だったそうです…カメラマンに感謝。
ツアーを進行するのは催行ツアースタッフ(オンライン)、解説ガイド(オンライン)、カメラマン(現地)、ヌビア人スタッフ(現地)の4人体制です。自分で行くと外が暑すぎるので長時間、神殿を外からじっくり見るのは難しいのですが、ツアー中はたっぷり楽しめました。
神殿やアスワンハイダムの後ろには、雲一つない青空が映えます。元々は別な位置にあったので石を削って(手動で!)神殿ごと丸っと移動した過去があり、その過程や写真もガイド解説付きで説明がありました。
作ったラムセス2世もすごいけど、崩してまた完全に復元した人たちもスゴすぎます。
おススメポイント②神殿内は動画で!神秘的な雰囲気の内部
中に入るには、現地での支払いが必要なのでオンラインツアー代には含まれません。しかし、事前に内部を撮影した動画が流れ、実際に自分が中を歩いているような感覚になります。(セルフィ―スティックで撮ったのかな?目線は高め)
メインのレリーフの説明もしてくれます。アブシンベル神殿はレリーフが多く残っているので、意味を知らないと満足度が違います。私はこりゃマズいと気付き、ネットで必死に調べながら見て回ったのを覚えています。笑
年に2回、朝日が神殿内部のラムセス2世の像にまっすぐ差し込む「ラムセスデー」があるんですよね。その写真も見せてもらったので、いつか1泊して夜のライトアップも朝日も見たいな~と思いました。
全部のレリーフはもちろんツアー内で見れないので、それは現地観光の特権ですね。
【アスワン】実際に行くと値段はこれ!神殿の最新入場料

アブシンベル神殿入場料 | 240ポンド(1,625円) |
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その他費用 移動費 | アスワン市内⇔アブシンベル往復ツアー代(300-340ポンド) ※個人で行くには足が無くて大変難しいので、大体アスワンの宿でみんな予約していきます。移動時間片道3~4時間。 |
総額 | 580ポンド(3,907円) |
イシス(フィラエ)神殿入場料 | 180ポンド(1,218円) |
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その他費用 移動費① | アスワン市内⇔フィラエ島(船着き乗場側)までの往復タクシー代(観光している間は待機してもらう。3時間300ポンド(2,021円) ※イシス神殿はフィラエ島という島の上にあります。ツアー以外は、市内からの足はタクシーを交渉して移動します。(Uberはほとんど使えない)乗車時間約20分。 |
移動費② | 船着き乗場⇔フィラエ島(イシス神殿側)までの往復ボート代(交渉制) ※ここが難関。チケットを購入した先にボート乗り場があります。人数が多ければ割れますが、入口の看板には1人175ポンド(1,179円)。乗船時間約10分。 |
総額 | 655ポンド(4,413円) |
感想
ガイドさんの解説がしっかりしていたので、自分では気付けなかったレリーフの意味まで教えてもらえてかなり満足です。ヌビア人スタッフのおうちも、知らない楽器やエジプトの暑さをしのぐ工夫した家の造りが見れて面白い体験でした。
大体の観光客はアブシンベル神殿を見て日帰りでアスワンに戻るか、泊まる人は近くのホテルに行くので現地の人の自宅なんて行けないですし。ぼったくりの客引きも多いし…。
本物を見る方が感動は大きいのは間違いないですが、一度じゃ把握しきれないので下見として見るのにもピッタリです。
【ルクソール】
オンラインツアー体験後、随時更新予定
【ルクソール】神殿・世界遺産 最新入場料

王家の谷入場料(お墓3ヶ所) | 240ポンド(1,617円) ※ツタンカーメンのお墓は別料金 |
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ルクソール神殿入場料 | 160ポンド(1,078円) |
カルナック神殿入場料 | 200ポンド(1,348円) |
ハトシェプスト女王葬祭殿入場料 | 140ポンド(943円) |
メディネット・ハブ複合寺院入場料(ラメセス3世葬祭殿を含む複合神殿) | 100ポンド(673円) |
総額 | 840ポンド(5,659円) |