8月13日(金)に公開となる映画「モロッコ、彼女たちの朝」のロケ地となったモロッコってどんな国でしょうか?砂漠もあって、青い街もあって雑貨も可愛いし、ご飯もおいしい…。さらに街によって全然違う景色が広がるのも人気の国なんです。
どんな街があるのか?雰囲気は?旅人に有名なエリアをまとめました。そしてオンラインツアーでモロッコの魅力を堪能しましょう。
オンラインツアーってどうなの?メリット・デメリット
名作「彼女たちの朝」の舞台!魅惑のモロッコツアー
8/13(金)公開!実話を元に作られたアカデミー賞作品
(Youtube:シネマトゥデイより)
3行で分かる映画の見どころ
・モロッコを舞台にした、女性監督の過去の実話を元に作られた長編映画
・イスラム社会でタブーの存在・未婚の妊婦になってしまった主人公
・夫を亡くしたパン屋の母娘が家に招き、男性社会で奮闘する女性たちの物語
日本から飛行機で17時間もかかるモロッコ。めっちゃ遠いです。行こうと決意を固めなければ中々行けない国ですが、一度行ってみたら異国情緒が溢れる景色が広がり、あっという間にその魅力に取りつかれてしまうんです。
カラフルな雑貨やテンポの良いアラブ音楽、美しいモスクや幾何学模様のインテリアなど…映画の中でモロッコの魅力を感じることができます。さらに監督は映画界の新星で、夫婦揃ってカンヌ国際映画祭でノミネートされる程の実力者。
ストーリーは過去に妊婦をお世話した監督の思い出をもとに組み立てられたそうです。さらに女性ならではの細かい感性も加わって、世界から喝采を浴びる作品に仕上がったのでしょう。
日本初公開、見逃せません!
モロッコってどんな街がある?人気スポット別紹介
場所によって全っ然違う景色が楽しめるモロッコ。エジプトは「死ぬまでに一度は行きたい国」で人気ですが、モロッコも行かずに死んだら後悔します(マジ)
それくらい素敵な国です(個人的に)。今から情報収集しておきましょう!
【シェフシャウエン】どこ撮っても映える360℃青い街
(観光客のいない朝の時間に街を散歩すると絶景写真が撮れる)
どこにある?何が有名?
地名 | シェフシャウエン / Chefchaouen / شفشاون |
アクセス | 飛行機:日本から直行便なし 電車:通ってない バス:カサブランカから6時間半 フェズから4時間 |
有名スポット・体験 | 青い街散策 / 夜景観賞 |
飛行機も電車も通らない山あいの小さな街なのに、旅人に大人気。青い街と言ったらここでしょって感じです。モロッコの主要都市からバスで行くんですが、遠くから見える街並みは感動もの(特に夜)。真っ暗な山の中に浮かび上がる青い光がキラキラと輝いて幻想的です。
街が青い理由は諸説あり。ユダヤ人が多く住んでいてユダヤを象徴する青色になったとか、涼しそうとか、虫よけになるとか言われてますが…実は誰かが青色に塗り始めたら、他の住人が「え、その色いいじゃん!うちもやろ」ってことでみんな青色になったとか。ホントか?
昼間は昼間で、散歩せずにはいられません(特に朝)。色んな濃淡の青色で塗られた家の壁が朝日に反射して、どこにカメラ向けても100%映える写真に仕上がります。「ホントにみんなココ住んでるの?」ってくらい絵本の世界のような街並みです。
さらに旅人から人気なのはフォトジェニックな景色だけではなく、居心地が抜群にいいんですよ。お土産屋さんの客引きはしつこくないし、街はコンパクトで丁度良いし(しかも青くて見てて飽きない)、ご飯はおいしい。今後はビーチリゾートとかよりシャウエンおすすめします。
【フェズ】街全体が巨大な迷路!迷い込んでみたい裏路地
(入り口やドアが色んな場所に隠れていて、歩くだけでも楽しい)
どこにある?何が有名?
地名 | フェズ / Fez / فـاس |
アクセス | 飛行機:日本から直行便なし、カサブランカから1時間 電車:カサブランカから4時間 バス:カサブランカから5時間半 |
有名スポット・体験 | タンネリ(なめし革工場)見学 / 旧市街(メディナ)散策 / カラウィーン モスク(北アフリカ最大のモスク) |
くねくねと葉っぱの葉脈のように路地がどこまでも続く古都・フェズの旧市街は、RPG好きにはたまらないスポットです。
「え?この小さいドア家の玄関?」「こんな細い路地の奥に家が!」と歩けば歩く程テンションが上がり、この旧市街全体が迷宮都市として世界遺産に登録されているのも納得です。「迷宮都市」と聞いてでワクワクした人、フェズに呼ばれてます。コロナ落ち着いたらモロッコへ!
モロッコ王朝時代、敵から身を守るため見つかりにくい構造にするためにこうなったとか。ジモティのフェズっ子にとっては庭。どの路地を行けばどこに着くか感覚で分かるそうです。もちろん細い路地には車は入れず、ロバがゆっくり荷物を運んでるレトロな風景が楽しめます。
さらにフェズは歴史ある革職人の街。この旧市街の奥まで行くと強烈な革のニオイが漂い、中世から続く製法で動物の皮をなめしている(染色している)工場・タンネリが現れます。
高い建物からタンネリを見渡すと、カラフルな絵の具パレットのような景色に「おおー」と思ったのもつかの間、ミントの葉を鼻に詰め込んでも香ってくる強烈なニオイがたまりません。でもモロッコの可愛い革雑貨はこうしてできています。一見の価値あり。
【マラケシュ】雑貨天国!夜は屋台が集まって賑わう中心部
(高台から見下ろすジャマ・エル・フナ市場の賑やかな夜景)
どこにある?何が有名?
地名 | マラケシュ / Marrākish / مراكش |
アクセス | 飛行機:日本から直行便なし、カサブランカから40分 電車:カサブランカから4~6時間 バス:カサブランカから3時間 |
有名スポット・体験 | モロッコ屋台飯 / ジャマ・エル・フナ広場 / 旧市街(メディナ)散策 / スーク(市場)でお土産探し |
「モロッコ雑貨はここの市場で全部揃う」と言っても過言ではない…くらいどでかいマーケットがあり、旅好きの心を購買意欲をくすぐられる場所です。どの雑貨も可愛いすぎて買い物好き女子は理性が吹っ飛ぶかもしれません。
商業施設やビジネスが集まり、南アフリカから出稼ぎに来る人も多い北アフリカの都会・マラケシュ。写真のジャマ・エル・フナ市場は昼間はガランとした何の変哲もない広場なのに、午後になるとどこからともなく屋台が集まってきてトントンカンカン、設営が始まります。
そしてご飯時には数えきれないくらいの屋台飯エリアに変わり、大道芸あり、手品あり、歌ありの何でもお楽しみ広場になるんです。今はどうなったかなぁ。
【ワルザザート】憧れのサハラ砂漠!モロッコ旅の人気No1
(ラクダに乗って朝日を浴びながら砂漠を歩く旅人のロマン)
どこにある?何が有名?
地名 | ワルザザート / Warzāzāt / ورزازات |
アクセス | 飛行機:日本から直行便なし、中東かヨーロッパから乗り継ぐ 電車:通ってない 乗合バス:マラケシュから4~5時間 |
有名スポット・体験 | サハラ砂漠キャンプ / デザートサファリ / キャメルライド / アトラス・スタジオ(砂漠系映画のロケ地) |
モロッコに訪れた人がほぼ確実に行くであろうサハラ砂漠に一番近い玄関口・ワルザザート。アフリカ大陸の1/3を占めるサハラ砂漠(アメリカの大きさと同じくらい)と共に暮らしてきた先住民族のベルベル人が多く住んでいます。
観光客は100%どこかしらのツアーに参加するので、バス移動が辛いですが…到着すれば、ラクダに乗って砂漠でキャンプして、月明かりだけで輝く満天の夜空を見て、またラクダに乗って朝日を拝む…ここには旅人のロマンがぎっしり詰まってる場所ですね。
さらにモロッコのハリウッドとも言われ、どでかい映画のロケ地があったり、4WDに乗り込んで砂漠の中を駆け抜けるデザートサファリも人気です。サハラ砂漠特有のサラサラした砂の上を車で走る感覚、病みつきになりますよ。
屋台やお店が立ち並ぶマラケシュやカサブランカとは全く違います。向かう道中に壮大なトドラ渓谷、アストラ山脈の絶景が拝めるドライブなど大自然を味わえるエリアです。
【モロッコ料理】主食はパン?スパイス香るヘルシー料理
(オリーブオイルとスパイスの相性が抜群!レモンチキンタジン鍋)
「彼女たちの朝」の映画の中でパンがメインで出てくるように、イスラム社会のモロッコの人は米よりパン派です。よく出て来るパンが「ホブス」という名前で、まん丸の大きな形をしています。
これとよく合うモロッコ料理が「タジン鍋」と言って、砂漠で貴重な水を使わずに作る料理には欠かせません。むしろ食材のうま味がギュッと詰まっておいしさが増します。
さらにモロッコの気候はオリーブの実に適しているので、実は意外とオリーブオイル輸出大国。日本では高価なオリーブオイルも惜しみなく使ったタジン鍋、一緒に食べるならパン一択です。
日本人が好きな味!意外とかんたんモロッコ国民食タジン鍋
モロッコから生中継!オンラインツアー会社はここだ!
①現地のロコ(日本人)が案内!自由に行き先を選べるのが◎
旅行会社ではなく、現地に住む日本人に案内が頼めるこのサイト。
こちらの希望を掲示板に投稿すれば、対応してくれるロコが返信をくれたり、ロコのプロフィールを見て個別にオファーを送ることも可能です。
値段も内容もやり取りしながら決めていくので、カスタマイズされた自分だけのツアーが出来そうですね。
オンラインツアーだけじゃなく、買い付けや移住相談なども色々やってます。
ロコタビでツアーを探してみる【コード:JzJyrDF】で1000円割引
ロコに頼んでバイクでぐるっとベトナムの街並みを楽しんでみた!
https://taikenworld.com/archives/1499
②モロッコ専門ツアーならここ!旅行会社とタイアップあり
(画像:Salam Moroccoより)
日本人の女性が社長のモロッコ旅行専門の会社です。調べてみる限り、がっつりモロッコ1本でやってる会社はコチラだけのようです。
しかし、単体でオンラインツアーを開催している情報はなく、facebookの方に頻繁にモロッコ料理教室やサハラ砂漠との生中継ツアーなどが更新されています。
今回の「彼女たちの朝」とのタイアップ企画もこちらの会社でした。色んな旅行会社とのタイアップもよく名前を見かけるので、facebook要チェック!
③ちょこっと雰囲気を味わえる!他の国も合わせて行くHIS
(画像:HISより)
まだ行ったことないけど、雰囲気だけ見てみたい…って方にぴったりのHISの世界一周ツアー。モロッコ以外にもロシアやオーストラリアなど5ヶ国のライブ中継を短時間でサラッと回れます。
1ヶ国18分~20分くらいでしょうか?「あぁ…もうちょっと見たい…」ってとこで終わってしまうので、じっくり見たい人は見たい国を絞ったツアーに申し込むのもいいかもしれません。
④ちょい英語がイケるなら!Airbnbでモロッコ料理教室
(画像:Airbnbより)
かんたんな英語のやり取りに抵抗が無ければ、Airbnbのオンライン体験がベストです。実は旅行会社のオンラインツアーよりも、こういう個人がやってるツアーの方が変わってて面白い体験ができるんですよね。
普通の現地の人のおうちから生中継…生活感あるキッチンやちょっとした隠し味、大人数のツアーでは聞けないような細かい質問など、やり取り自体も楽しめるんじゃないでしょうか。
料理で使う英語力もアップしちゃうかも!