台湾で夕暮れの景色で有名どころと言えば九份(ジュフェン)。場所は台湾北部、台北県瑞芳鎮にある山あいの町です。台北に来る日本人が間違いなく足を運ぶであろう場所です。
前編は実際に数年前に自分が訪れた九份と、後編はオンライン旅行で行った九份についてまとめました。どちらも同じ場所ですが、また楽しみ方が違います!
【前編:オフライン旅行】千と千尋の神隠しのモデル!九份へ
寄り道必死!細い小道には食欲をそそられる屋台がずらり
MRT忠孝復興駅からバスに乗って1時間ちょっとかけて到着。入る気を無くすような混み具合ですが、インドに比べたら全然なのでこのまま進みます。有名なランタンが飾ってある景色までは細い道が続きます。両脇にはずらっと食べ物やお土産のお店が並び、思わず寄り道したくなる屋台の数々…。
台湾でも旧正月に近づくと、金柑が出回るみたいですね。ソースにしたり、お茶に果汁を搾って入れたりして飲んでるみたいです。金柑ソースのお茶は甘くて、体も温まる美味しい飲み物でした。
そして長い小道を抜けるとそこは…
さらなる人だかりでした。
めっちゃ人多い!みんなどこから来たの??
実は日本人の団体ツアーご一行様も何グループか混じっており、もれなくここを回るようになっているため、同じ時間に集まってしまうのでした。聞こえてくる言葉はほとんど日本語です。帰国したのかと思うくらい日本語です。
湯婆婆の屋敷のモデル「阿妹茶酒館(アーメイチャージウグァン)」
日暮れ時~夜が一番キレイ!浮かび上がる映画のワンシーン
おー!これが噂のあれか!せっかく来たから夜のライトアップまでいたい…日の入りまで待つことにしました。見たいのは夕暮れの景色で…えっと今何時?現在まだ13時です。
どれどれ…あと5時間弱ね。
夕方から来る人が多いと予想して、早めに来たのですがちょっと早過ぎましたね。
周りを1時間程散歩してみましたが、お店が並んでいたりみんなが写真を撮ってる場所って、そんなに広くないことが判明。よって残り5時間はその場で待機し、人間観察の時間としました。
もし誰か一緒に連れてきてたら、「あとここで5時間待とっか。」なんて提案したら喧嘩になりますわ。これも一人旅の良いところ。
夕方17時、ようやく赤提灯に光が灯り始めました。やはり15時過ぎからライトアップを見たい人があの細い道に溢れてしまい大渋滞になっています。私は大丈夫、5時間前から微動だにせず、ベストスポットをキープしてますから。
そして夜、とても幻想的な雰囲気の景色に変わりました。5時間待ったかいがあった…。これから行く方は計画的に行くとは思いますが、早く行ってもやることはありませんのでお気を付けください。
満足して帰りはタクシー相乗りで帰ろうと、近くにいた女性2人組に中国語で話しかけたら「あ、日本人です」って言われました。
私「あっ、すいません…」その後、良い人達で仲良く相乗りさせてもらいました。
【後編オンライン旅行】台湾からギフト!地元のガイドから知る今の九份
どこのツアー?値段は?時間は?
Veltra HPより:【オンライン・アカデミー】夜の九份散策ツアー
ツアー内容詳細
WEBサイト:ベルトラオンラインアカデミー
ツアーページ:https://www.veltra.com/jp/asia/taiwan/taipei/a/165632
元々現地のオプショナルツアーを専門にしていたサイトですが、オンライン旅行専用のカテゴリも開設されました!
参加者全員特典!台湾から直送されるギフトつき!
可愛いコースターと茶芸館の東宝美人茶が自宅に届きます。
ツアーの日程に合わせて、早めに申し込むと良いかもしれません。手元に旅の思い出が残ると嬉しいです。
ツアー開始!おうちから5秒で台湾に行ってきます
参加方法:事前に振り込みが終わったらZoomのリンクが送られてくるので、集合時間になったらアクセスするだけです。
17:50 集合/現地ガイドと待ち合わせ
画像/文章:Veltra HPより
ガイド歴6年のカクさん、とても丁寧な話し方をする方です。
自分で観光で行った時は、表側の混んでる小道からしかメインの通りに入れなかったのですが、今回の待ち合わせ場所は裏の路地?住宅街?からスタートで「こんな行き方あるんだ~」とワクワクしました。地元の人しか知らないルートですね!
17:55 九份散策スタート
既に夕暮れで提灯には明かりが灯っています。やっぱり九份の見どころは夕方からですね。コロナの真っただ中なので観光客は見当たりません。地元の人が多いようですが、それでも少なく感じます。
写真の場所は九份メインストリートからすぐの所にある宿からです。2階が客室で1回はお茶屋さんだったかな?通りの様子が眺められるので、ゆっくりできていいなと思いました。こういう所があるの知らなかった!
通行人の顔を修正したら首ごと消えてしまいました。奇妙な写真ですいません。
次は楽しみしていた屋台めぐり!カクさんが1軒1軒覗いて、細かく説明してくれます。写真は台湾でひそかな人気を得ている定番スイーツのヌガークラッカーです。ミルク風味のキャラメルのような食感のヌガー(牛軋糖)がクラッカーにはさんであります。
他にもトロッと出汁の効いたスープに柔らかい素麺のような麺の入った麺線のお店や、行列の出来てるお餅?(名前忘れた)の店で実際に買って食べて食レポをしてくれました。
めっちゃおいしそう…味もファイルで添付できるようになれば良いのにと思いました。やっぱり食べ物の匂いや味は自分で食べたい気持ちを噛みしめながら見ていましたが、これが不思議で屋台をブラブラ散歩した気になります。
18:00 九份茶坊にてお茶の試飲
九份茶坊 HP:https://www.jioufen-teahouse.com.tw/jp/jioufen-teahouse?id=58#space
賑やかな屋台通りを抜けて、入った先は九份茶坊という茶芸館。話には聞いていたけど、九份に行った時には寄る時間が無かったので見てみたいと思っていました。
中はレトロな町屋風で目の前にズラっとやかんが並び、天窓の下にレンガ造りの滝が流れています。何ここ…素敵な場所…!次は絶対行こうと心に決意しました。
お店のスタッフのお兄さん(日本人)が台湾のお茶の淹れ方を説明してくれます。ここのお茶は直接ギフトで自宅に届くので、説明聞きながら一緒に飲みながらでも良いし、後日ゆっくり楽しんでも良いでしょう。
この写真の茶器は、ツアーの茶器付きプランだとギフトで貰えます。
18:30 夜景観賞
茶芸館を出て、九份一の映えスポットへ。阿妹茶酒館の合向かいにある海悦楼というレストランから撮りました。(スクショですが)
ここは私が九份行った時、夕暮れまで5時間待機していた場所(のすぐ階段上)で、九份の景色が一望できるので大人気です。レストランは利用しないと景色を見る位置に行けません。私は追い返されましたが。笑
カクさんはガイドだから?顔が利くのかお店に堂々と入っていき、素敵な夜景を見せてくれました。
この写真に写っている阿妹茶酒館は「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われてるのは有名な話。カクさんが途中カメラを切り替えて映画のシーンのどこの部分で使われてるのかが分かるように、何ヶ所かイラストで見せてくれました。「あの道もそうだったんだ~!へー!」と感心。
かなり分かりやすかったので、こういう所はオンラインツアーの良いところですね。
19:10 質問タイム・ツアー終了
ここでツアー終了。今の台湾の状況や文化など質問した人がいたり、聞きたいことがある人はここで色々聞けます。
カメラ持ちながら説明したり、外だからネットが不安定な場所があったり、ガイドさんは大変そうでしたが、ライブ配信ツアーのリアルな所が楽しめました。
食べたり飲んだり、景色を見たり…全部自分でやりたい!ですが、今の状況では十分行った気になったし、またいつか台湾に行こうと思えた素敵なツアーでした。