過去にこのブログでも詐欺案件について記事を出しましたが、それはほんの一例です。私のしがないアップワーク経験の中で体験した怪しい事例を紹介したものでした。
登録している世界1200万人以上(!)のフリーランスも一度くらい「ん？これって詐欺かも…」という案件に遭遇しているんじゃないでしょうか👀その中でも、実際にUpworkのコミュニティマネージャーなどに確認し、アクションを取っている人たちの生の声が非常に参考になるのでまとめました。
まだ案件に応募するかどうか判断に迷う人、似たような経験をした人も参考にどうぞ🐟役に立つと思ったら、他のUpwork初心者に共有してお役立てください✨
【初心者必読】こんな案件は100％詐欺！先輩Upworker達の実例とヒント
①契約成立前に外部のプラットフォームに誘導される
例として、この画像は私の元に何通も送信元を変えてスパムの用に送り付けられてきたものです。これが続くと地味にイラっとするのでちゃぶ台でもひっくり返したくなりますね🐟
クライアントと契約が成立する前に直接コンタクトを取る＝Upworkの規約違反になることは、少しずつフリーランスの中でも浸透しつつあり(たぶん)その中でも、以下の外部プラットフォームへの誘導は要注意。コミュニティでも詐欺の可能性大として報告が上がっています。
📝詐欺の可能性が高い順
Telegram, Google Hangout, WhatsApp, Skype,個人のGmailアドレス
必ずしも上記を提案してきたクライアントが全て詐欺とは限りませんが、特にTelegramとGoogle Hangoutは海外Upworkerからも詐欺事例が多いのでお気を付けて。
②支払いステータスが“Verified(承認済)”クライアントの落とし穴
<内容要約>
・Upworkでデジタルマーケティングの案件を受注した
・支払いステータスが“Verified(承認済)”になっていたので正式なクライアントだと思った
・相手が契約タスクの詳細をチェックして欲しいとemailを送ってきた
・フリーランス側が中身を開けると、rarファイルとexeファイルが含まれていた
・直接Googlemeetでクライアントと話そうとしたが断られ、怪しく思い通報
彼の投稿の後には、「同じような内容の案件を受けた」という声が他のフリーランスからも上がっています。その後彼のPCには何も起こらなかったみたいですが、「本人に気付かれないように情報を盗むのがマルウェアだよ」とツッコまれていました。
📝マルウェア、データ改ざん、情報漏洩のリスクを含むファイル形式
rar ファイル、exeファイル、WeTransferファイル、zipファイル
特に契約前にプログラム実行(exe)ファイルや圧縮(rar)ファイルを送ってくるようなクライアントは疑ってかかってください。契約の詳細情報なら他のファイル形式でも送れますし、Upworkのチャット上でやり取りしたり、Zoomミーティングを設定することでも防げます。
そして油断してしまったのが、Payment method verifiedのチェックマーク。無いよりはあった方が良いし、詐欺案件のフィルターをかける判断材料の1つとなるのですが、マークは付いていても悪いことをしないとは限らないので気を抜かないようにしましょう✋
③誰にでもありえる話！契約前の “スキルテスト”に潜む罠
<内容要約>
・UpworkでEコマース用の商品写真編集の案件に応募した
・クライアントから、契約前にスキルテストとして何枚か写真編集を依頼された
・採用ステータスを確認すると、既に11人インタビューをしていた
・一人につき2-3枚の“テスト”編集を繰り返し、無料でサービスを受けているクライアントだった
何と小賢しい…案件を受注したいフリーランスの立場を利用したズルい輩ですね。結局このフリーランスは偽スキルテストを断り、インタビューまでには至りませんでした。すると、その案件はクローズされ、別な名前で似たような内容の案件として新規で募集がかかっていたそうです。
📝クライアント側の規約違反
契約前にフリーランスに無料で作業させることは禁止です。
スキルをアピールする方法としては、プロフィールのポートフォリオを充実させるか、“スキルテスト”もきちんと支払いしてくれるクライアントを選ぶのが安全策です。
Upworkに登録しているフリーランスは、みな本名で登録しています。案件受注のために履歴書や学歴・職歴まで公開している人もいるので、もう少しUpworkはしっかりフリーランスを守って欲しいという書き込みも。
これには私も同意ですが、実際詐欺は次から次へと出てくるのでUpworkの対応が追い付いてないのも事実。応募する側が出来る範囲で気を付けて活動し、自分の身を守っていきましょう✨
④数百ドル先払い…？上手い話には裏がある
<内容要約>
・クライアントからのオファーを承諾した
・ボーナスとして＄700送金され、ペイオニアの口座から相手の口座に同額を送金するように強く主張された
・フリーランスは “実際に入金されてからじゃないと対応できない”と返答
・クライアントはこれを拒否、返金リクエストを送ってきたので怪しいと思った
パッと見、何が起こったのか分かりにくいかもしれませんが、このクライアントは盗んだカード情報からフリーランスに送金した可能性が高いです。
本来のカードの持ち主が気付いて使用停止手続きを取る前に、フリーランスから$700を別の口座に送金させ、そのまま音信不通になるか逃げられてしまい結局手元には支払ったお金は戻ってこない…ということになります。
Upworkを通さずに行われた取引に関してはUpworkは追えないので、一度支払ってしまったら後悔することになるのは自分です。何よりあなたがトラブルに巻き込まれてしまう可能性も0ではありません。
📝Upwork以外での金銭の送金・受け取りは避ける
以下のような理由を付けてあなたの口座情報、お金、アカウントを盗もうとしてくる詐欺には要注意👀
-手数料が安くなるから別口座で送金するよ
-契約成立したお祝いにボーナスがあるから受け取ってね
-お金払うからあなたのアカウント使わせてね
-これからやってもらうタスクに必要な道具を買うためにお金を払ってね
-道具を送るから送付先の住所を教えてね etc.
信頼関係のあるクライアントで、相手を見極められる場合は個人の判断にお任せします。ただ、規約違反ではあるので自己責任でやり取りをしてくださいね🐟
⑤あれっ、さっきまであったのに！応募したら忽然と消える案件の行方は
<内容要約>
・選考の手続きを進める前に電話会議をクライアントから提案され、返信した
・自分の情報を提供したが、相手の返事を再度読み直して詐欺かもと感じた
・投稿された案件を見直そうとしたら、すでに取り下げられていた
確実に詐欺だとは確信が持てない内容ですが、おそらく他のフリーランスが詐欺だと気付いてUpworkに通報し、クライアントから外部に誘導される前にUpworkが削除した可能性が高いです。こういう場合の直感は当たります。「おかしいかも…」と思ったら、そのクライアントと契約と取引を即刻やめましょう。
通報があればUpworkもすぐ動いてくれるので、他のフリーランスが被害に合わないためにも見過ごさずに通報しましょう💡
📝「自分の心と直感に従う、勇気を持ちなさい」
ここぞとばかりにスティーブ・ジョブスの名言を引っ張ってきました🐟
それかUpworkコミュニティでご相談ください🐟
📝Twitter:Upwork6年目のフリーランス。Kindle『UPWORKのはじめかた』著者ししゃも (@sishamotravel)
📝note:ししゃものUpwork講座
