Upworkで色んな案件をこなしていると、「ん？」と思うこともしばしばあります。そしてその直感はあながち間違いではありません。
Upworkの規約に反するやり取りや、注意すべきクライアントを見過ごし、いつの間にか危ない橋を渡っていた…なんてことのないように、よくある事例を5つ紹介します。
⇒誰にでも起こりうる！筆者のUpworkトラブル体験談はこちら
その案件100％詐欺？トラブルになりやすい案件10選
Upworkのガイドラインでは、Upworkersに自分の身を守る鉄則をおススメしています。
詐欺師にカモられない4ヶ条
１.自分でしっかり知識をつけること
２.自分の直感を信じること
３.他のフリーランサーとUpwork上でコミュニケーションを取ること
4.ガイドラインをチェックすること
ちょっとザックリではありますが…詐欺の疑いがある案件の傾向は決まってきています。やっていくうちに、「あ、コイツ怪しいな」という直感が養われていくので、よく見かける10個を順番に見ていきましょう。
①Circumventionː規約を出し抜いて支払い方法を提案してくる詐欺
Upwork以外での支払いのやり取りを承諾すると、詐欺に合う確率もグッと上がります。案件を完了したのに支払われなかったら？急に連絡が取れなくなったら？逃げられてしまったら、こちらはどうすることもできません。
金に目がくらんで承諾したことのある本人が言うので間違いありません。笑
もちろん、手数料を浮かせようとフリーランス側からUpwork外での支払いを提案することもNGです。Upworkの規約に反している行為なので気を付けてください。
②Phishingːお前に渡す情報はNE！フィッシング詐欺
こちらはお馴染みフィッシング詐欺。実在しそうな企業ロゴを使って偽のEmailを送りつけてきたり、偽のログインページなどに誘導して個人情報を入力させようとしてきます。
本当に存在する会社なのか、過去に他のフリーランサーとの取引はあるのかしっかり確認してから進めるのが良さそうです。
③Paid/Leased Account Fraudː既存アカウントなりすまし詐欺
基本的にUpworkは一人1アカウントが鉄則なので、他のユーザーが第三者のアカウントにアクセスすることはできません。自分のアカウントを誰かに使わせるのもNG。
チャットでUpworkのアカウントやパスワード情報を聞いてきたり、銀行口座の支払い情報を聞き出そうとしてきた場合は、詐欺の可能性大！
④Free workː時間を返せ！タダ働き詐欺
Upwork上でタダ働き案件は存在しません。私たちが案件に費やす貴重な時間には、全て料金が支払われます。もし、クライアント側から料金の支払いを約束されないまま作業を進めるように圧をかけられている場合は、規約に反するので速攻で通報しましょう。
⑤Payment for materials or to “submit an application” ː前払い案件詐欺
Upworkで仕事を始める方法の一つとして、クライアントにproposalを送って他のフリーランスの中から選んでもらわないといけません。案件を勝ち取るのは大変なんすよ…そして、そんなこちらの足元を見て悪用する人も少なからず存在します。
前払いが発生するような案件は正気のクライアントじゃありませんので、注意しましょう。
・クライアントにProposalやapplicationを優先してもらうためにお金を払う
・クライアントから採用してもらうためにお金を払う
・案件で発生する金額や商品を事前にフリーランスが支払う、購入する
・フリーランスが案件をするのに必要な金額をクライアントが支払う
⑥Check-cashing fraudːちょっと代わりにお願い！支払い代行詐欺
誰かの代わりに支払いを依頼する案件があったら、ちょっと怪しい。こんな依頼に気を付けましょう。まさについ最近、似たような仕事があり通報したばかりです…！
・Paypalを使った支払い
・ギフトカードの購入
・現金やデポジットの入金
・商品購入代行、通貨の送金(暗号通貨含む)
・案件を始める前に商品の購入や送金依頼
⑦Shipping scamsː知らないうちに犯罪の片棒担を? 荷物受け取り詐欺
もしクライアントから日本に荷物を送るから、受け取って欲しいといわれたら？気づかないままトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
その荷物は盗まれた物や人のカードかもしれないし、うっかり受け取って関税を請求されたり1ミリも払う必要のない送金手数料を要求される可能性だってあります。簡単な案件だからと言って引き受けるのはご用心。
インドでも同じような詐欺ありましたよ。
⑧Clickbaitː謎のリンクは触らない！クリック詐欺
マッチングアプリと同じく、上手いこと言って変なリンクを送ってくる人は100％怪しい。クリックする前にブラウザで一度調べたり、クライアントのプロフィールでVerifiedされているか確認しましょう。
⑨Personal infoː シンプルに個人情報を悪用する気満々詐欺
クレジットカード情報、銀行口座、税金番号、年金番号、運転免許証番号、パスポート番号、Upworkの支払い情報(Paypalアカウントなど)はクライアントに直接教える必要は1000％ありません。もし聞かれたら詐欺を疑いましょう。
⑩Other flagsːその他、詐欺説濃厚案件
広報・宣伝案件に注意
・クライアントとの間に立って、代わりに何らかの利益を宣伝するもの
・医療保険
・オンライン研修プログラム.etc
こういった系統の案件は詐欺の可能性も高いです。もちろん、きちんとしたクライアントもいるので、判断が難しい場合は信頼できるところに相談してから引き受けた方が良いでしょう。
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せっかくUpworkのアカウントを作ったのに、または仕事が軌道に乗ってきたのにささいな判断ミスで足止めを食らうのはもったいないです。アカウント停止を食らったことのある筆者から穏やかなUpworkライフを送る10項目でした。
次回、Upwork上での具体的な対策を画像解説します。
