自家製フムスを作って食べる人は多いですが、レバノンから手作りキットを取り寄せたことがある人はいるでしょうか。いや、近所のスーパーで100%材料は揃うので、わざわざ取り寄せなくてもいいのですが…体験キット大好きなので取り寄せました。
代用しない本物のトルコアイス作ってみた
どこの国?レバノンから取り寄せた本格フムスレシピ
レバノン料理の特徴とは?
(ヘルシーで女性にも人気のひよこ豆のディップ:フムス)
レバノン料理はとても長い歴史を持っており、地中海の恵みと中近東アラブの文化が融合して生み出された料理です。たくさんの新鮮な野菜やフルーツを使用し、ハーブやオリーブオイル、そしてレモン汁とにんにくをたっぷり利かせるのが特徴。
ごまのペーストやヨーグルトなども多用します。宗教的な慣習から、お肉なら鶏肉かラム、さらに魚介類が好まれます。小麦から作ったクスクスもよく食べられています。さっぱりしている上に、日本でも馴染みのあるレモン、ヨーグルトやごまペーストを使ったものが多く、日本人も癖になりそうな味付けです。
参考:楽天レシピ
フムスはレバノンが発祥と言われています。
中東諸国の中でもローマとの繋がりもあってキリスト教徒が多く、ケバブなど牛肉の料理も多いアラブの文化の中でも比較的ヘルシーで食文化も独自のものに形成されていきました。
コロナ前は「レバノンの料理は日本人の口に合うから一回は行った方がいい」と旅の途中で色んな人に聞かされていたので、いつか行きたいと思っていたのですが今は難しいですね…残念。ってことでフムスキット取り寄せることを決意しました。
オリーブ発祥の地!レバノン産オリーブオイルとは
(画像:大塚オリーブファーム)
何でわざわざレバノンにこだわるかと言いますと、オリーブオイルで知られるスペインやイタリアよりも先にオリーブの生産が盛んだったのはレバノンなんです。
オリーブの原産地は今から約6000年前の地中海東部だと言われています。もともと自生していたオリーブを最初に栽培したのは、現在のレバノンやパレスチナにあたる地域の人々で、海上交易に突出した能力を持っていたフェニキア人により、その栽培技術は西へ、地中海全体へと広められました。大塚オリーブファームより
1セット買うと子ども2人のご飯代になる
メーカー名:Al Wadi Al Akhdar(レバノンの食品メーカー)
1979年レバノン内戦中、苦しんでいる市民に食料を流通させようと設立された。フムス・タヒーニ、フルメダメス(ソラ豆の調味料とオリーブオイル煮込み)、ひよこ豆の3つの食品から始め、現在は15ヶ国(日本は入ってない)で150種類以上のレバノン・中東料理を展開中。
色々ネットで探した中でも、Al Wadiで購入するとその売上でレバノンの子ども2人にご飯をあげられる…ということで、せっかくなら社会貢献しているメーカーを選びました。
1セット$10なんですけどね、日本に輸送すると$36(5300円)くらいかかるので、むしろ出費が…家から徒歩5分の肉のハナマサ行けば500円以内で材料全部買えるけど…いや、レバノンの子どもたちのためにここは我慢か…!
購入ボタンを押す直前で20分ほどPCの前で悩みましたが、やっぱりどんなのか気になるので自分のために購入。しばらくオートミールで過ごせばきっと大丈夫です(お金がたまらない人の思想)
海を越えて日本にフムスキット到着!開封の儀
注文してから1ヶ月後、もう頼んだことすら忘れていた頃、配達の人から携帯に1本の着信が残っていました。
配:はい、〇〇便です。
私:すいません、着信がありました。〇〇です。
配:あー!えーっと、レバノンからお荷物届いてまーす!
「レバノンからお荷物です」って人生で初めて言われました。すごい時代になったと実感した瞬間です。ということで到着。
キット内容
・レバノン産オリーブオイル 1瓶
・フムス・タヒー二 1缶
・ひよこ豆水煮缶 1缶
・フムスを使ったミニレシピ本 1冊
・フムス用の皿 1枚
どうも重いと思ったら皿が入っていました。これ、購入画面の写真に映ってたやつ…飾りだと思ってたらキットの一部だったようです。では早速フムスを作っていく!
いつも参考にしてるのはこの本です。メルカリで買おうと思ったら人気過ぎて全部売り切れてました。これ無駄なことがあまり書いてなくて結構いいんですよ。
大人気!買って良かったフムスのレシピ本
【栄養士の筆者が書く】フムス HUMMUS 豆のペーストレシピ70
★基本のフムスの作り方、保存の方法、70種類のアレンジレシピが分かる
★ひよこ豆だけじゃなく、大豆や豆腐、黒豆を使った色んなフムスのレシピ付き
★分かりやすく、材料も揃えやすく、普段の食卓に活用しやすい
レバノンのひよこ豆は何が違う?フムス作ってみた
肉厚?ハナマサのひよこ豆より粒が大きい
まずは、缶を開けてみる。何か…プリッとしてる!?いつも使ってる豆より粒が一回り大きい。
乾燥のひよこ豆だと水に浸して戻してから一度茹でる必要がありますが、水煮缶だとその工程がありません。でもそのまま使うと豆の臭いが残ってしまい、出来上がったフムスも生臭くなっておいしくない。
そこで熱湯を上からサッとかけて豆の臭みを抑えます。(これは本には書いてなく、私が勝手にやってます)
皮を剥いて、フードプロセッサーで粉砕
粒が大きいから剥きやすい…いいわぁ。フムス・タヒーニとレモン汁、オリーブオイル、ニンニクのすりおろしを入れて攪拌します。今回はタヒーニペーストに元から塩が入っててしょっぱいので、塩はなし。
個人的には、クミンとブラックペッパーも少し加えると味が馴染んでいい感じになるので毎回加えてます。缶詰のひよこ豆は、中に入っている水が豆臭くて苦手な人も多いので、乾燥豆をストックしておき、使う分だけ水で戻して使い切るのがいいですね。
絶品フムスの完成
ピタパンにファラフェルと野菜を詰めてフムスを塗って、サンドイッチにしました。美味すぎる!!普段近所で買ってるひよこ豆よりも粒が大きかったのでペーストにしやすく、熱湯をかけたからかな?滑らかで味の濃い、今までで一番おいしいフムスになりました。
フムスとピタパンの相性は最高です。近くのスーパーではなかなかおいしいピタパンは売ってないのでネットで大量購入して冷凍しておくと、いつフムスサンドが食べたくなっても大丈夫。ファラフェルやフムスだけでなく、普通のサンドイッチやフォカッチャ風にも出来るのでおススメ。
ネットでも他には色んな既成のフムス缶やパッケージが売られてますが、今後もフムスは手作りするかお店で買うのがいいかな…(個人の感想)レバノンありがとう。次はファラフェルも作ります。