インド

【オンライン旅行】見たことある?新郎解説付きインド結婚式のプレゼン

インドの結婚式のシーズンは猛暑が過ぎて過ごしやすくなる11月頃から始まります。ゴージャスな衣装にカラフルな飾りに大人数でダンス…が私たちのイメージですね。

実際どうなのか?インドに行ったことある人は参加するチャンスもあったかもしれませんが、今やネットで自分の結婚式動画とスライドを駆使して伝えてくれる強者も多く、さらにリアルなインド文化を知ることができるのです。

この記事は、私がオンライン体験と実体験でインドの結婚式に参加してきた内容をまとめています。やっぱスゴいわ、インド。

【前編】オンライン体験!新郎のアフレコ付きインドウェディ

どのサイトで?値段は?

*写真はホストの許可を取って使用しています*

ツアー内容詳細
WEBサイト:Airbnb(エアビーエヌビー)
体験名:Zoomで豪華なインド式ウェディングに参加しよう

開始時間:日本時間
体験:30分
開催曜日:その都度
言語:英語
体験料金:1,086円

インドの結婚式市場の金額は年間〇〇円!?

こちらはホストが見せてくれたスライド資料です(許可取得済)。インドの結婚式市場では、カップルが式にかけるその総額は毎年4兆円(40 billion)という数字になるそうです。日本の市場は約2.4兆円なので倍お金がかかってますね。

式場、食事、衣装、引き出物、交通費、演出…こだわればこだわる程キリが無いのも事実。気になるその内訳は?地域やカップルによってピンキリですが、インドの結婚式の平均額を見てみましょう。(個人差あり)

参考サイト:https://tradebrains.in/wedding-cost-in-india/#6_Photography_and_Videography

例:インドの中級クラス 総額:約250万~700万円

①招待状代

1枚150円~

インドのお菓子やチョコレートを招待状と一緒に発送するカップルもいるみたいです。凝ってるぅ。もらう側は嬉しいですね。

②式場代

105,634円~4,527,173円

何百人と人が集まるので、広いオープンスペースの式場や屋外・ホテルのバンケットホールを押さえる必要があります。広ければ広い程、会場のデコレーション代も増えていくのでは…?

③ケータリング代

ベジタリアン料理1皿900円~
ノンベジタリアン料理1皿1500円~

コロナ禍の今は分かりませんが、基本はビュッフェスタイルでベジタリアン料理・ノンベジタリアン料理・イタリアン・中東料理などバラエティ豊かな料理がテーブルに並びます。やっぱり結婚式の楽しみは食事です。

インドの結婚式は数日間に渡って行われる長期戦なので、朝食・昼食・夕食の3食分の食事代が含まれる場合あります。しかも数百人分?食材の発注とかどうやってるのか気になります…。

会場には子どもも楽しめるような綿飴・ポップコーンなどの屋台ブースが設置されることもあります。

④衣装 & アクセサリー代

56,905円~ 150,910円(平均は約60300円)

結婚式の肝ですね。インドの花嫁衣装にはゴージャスな宝石やゴールドが似合います。新郎新婦合わせてこだわりたいところです。伝統的な儀式を加えると、衣装チェンジも飾り付けもパワーアップしていきます。

⑤写真 & ビデオ撮影代

プロフォトグラファー60,364円/日                                    ビデオ撮影 75,455円/日

1組のカップルにつき、映画撮影でも行われてるのかのごとく撮影班が付きます。どの角度からでも最高の瞬間を逃さず、会場では式の様子を大画面モニターにてリアルタイムで放送中。人数が多くても新郎新婦の顔が見えます。

⑥交通費 & 宿泊代

1509円/1部屋

郊外の式場だと少し安く済むようです。しかし、その分会場までへの送迎バスや交通費、遠方から来るゲストの飛行機代もありますよね。さらに式は数日続くので、宿泊が必要になる親族は宿泊代がかかります。

⑦バンド & DJ代

50万円~/10時間貸切

式を盛り上げる大事なエンターテイメントとして、音楽バンドを呼んだり、朝まで踊り明かすには欠かせないDJブースやダンスフロア。地域によっては鼓笛隊のごとく音楽とともに街中を親族で練り歩きます。初めて目撃した時は派手過ぎて、王族でも訪ねに来たのかと思いました。

⑧その他

儀式用の僧侶代 / 儀式用の馬代 / 引き出物代など…

伝統儀式も盛り沢山!どんな意味がある?

伝統的な儀式を重んじるカップルが多いインド。結婚式前日・当日にもいくつか儀式や準備ががあるようです。今回はホストの新郎の地域を参考に教えてもらいました。

①両家家族の顔合わせ、指輪交換(Sagai)

両家の家族が総出で新たな門出を出発する男女の婚約を見守ります。未婚の女性が結婚していない男性の家に行くのは良いとされないため、男性とその親族が女性の家に出向いて指輪を交換します。かかる日数は数日~1ヶ月(!)

参考サイト:https://salmada.com/the-hindu-wedding-pre-ceremonies

②ヘナタトゥー(Mehendi)

ヘナという植物をペーストにして新婦の両手・両足に模様を描きます元々は魔除けとして描かれていたもの。隙間なくビッシリ描くのは、そこから悪いものが入ってこないようにという意味もあるそうです。

新婦だけではなく、新郎やその親族もヘナタトゥーを入れます。

③ターメリックを塗る儀式(Haldi)

挙式の前日から2日前に行われるプレ挙式のようなものです。Haldiはターメリックのことで、ヒンドゥー教では黄色は儀式に縁起の良い色とされています。

これにサンダルウッドなどを混ぜてペーストにし、新郎新婦の全身に塗りたくって身を清めます。未婚の男女に塗ると、幸運をもたらしてくれると考えられています。

他にもターメリックは肌の殺菌作用があると言われ、大切な挙式前にお肌を整えたり、緊張してる新郎新婦をリラックスさせる嬉しい効果もあります。

参考サイト:https://thecrimsonbride.com/haldi-ceremony/

④白馬に乗って新郎登場(Ghur Chadi)

新郎が親族を引き連れ、新婦の家(または式場)まで白馬(雌)または象に乗ってお迎えに行きます。ここでバンドが音楽を鳴らしながら一緒についてくるため、ど派手な行進が街中で見られます。

白色は純潔と愛を表し、メスの馬は子どもを表しているそうです。その馬に跨って手綱を引くということは「家庭で子どもが生まれても、きちんと躾して責任もって育てていく」という意味も込められているとか。

⑤花飾りの首輪交換(Vermala)

指輪交換よりもめっちゃ重要なのがこの花飾り交換。お互いの首に掛け合います。

幸せ・美しさ・喜びという意味を持つバラ・カーネーション・マリーゴールドなどカラフルなお花を糸で一つにまとめることで、新郎新婦の門出を祝います。

お金に困らないようにという意味で、新郎がお金で作られた首輪をかけることもあります。マーケットで売ってます。笑

参考サイト:https://www.linandjirsa.com/varmala-indian-wedding-tradition/

⑥聖なる炎を囲んで7回まわる(Saat Phere)

7回(Saat)回る(Phere)という意味で、二人でこれからの幸せを祈りながらお坊さんの焚いた炎の周りを回ります。これが終わると正式な夫婦となります。

1周目:食に困らないように祈る

2周目:精神の健康と、二入で成長していくことを祈る

3周目:富と幸せを分かち合うことを祈る

4周目:家族を大切にし、喜びも悲しみも分かち合うことを祈る

5周目:教育と愛で溢れた子育てができるような健康な子どものことを祈る

6周目:体の健康と長生きできるように祈る

7周目:お互いを信じ、助け合い、永遠に愛し合う夫婦になることを祈る

参考サイト:https://www.ragasaan.com/2016-09-14-the-seven-steps-to-a-hindu-wedding

ヘナタトゥー(メヘンディ)の意味は?

日本でも白髪染めとして知られるヘナという植物をペーストにしたものを使います。人の手の角質に染まり、1~2週間くらいでゆっくり消えていきます。

新婦が結婚式前日に両手・両足にこのメヘンディを入れるのは、「嫁ぎ先でも健康で幸せに暮らせるように」という意味が込められています。メヘンディを入れること自体、縁起が良いものでもあります。

さらにこの細かいデザインの中に新郎の名前を紛れ込ませ、新郎に必死に探させるゲームもあります。だって見つかれば愛されて上手くやっていけるって言われてるし、見つからなければ…

インドの結婚式のことを色々まとめてみましたが、式を挙げた本人がスライドまで用意して説明してくれるなんて中々体験できません。挙式当日の写真や動画はオンライン体験中に見せてもらえます。

質問タイムもあるし、テンポ良く話も上手でした。コロナ禍で今はどういう結婚式のスタイルが人気なのかなど気になったことは教えてもらえます。興味のある方はぜひ参加してみてください!

【後編】結婚式はしご?実際に参加してきた体験記

ここからは私が実際にインドで参加した結婚式の体験です。時期は11月、あちらこちらでピンクのカーテンが飾られたり、お花をふんだんに使った会場が目に入ります。

1件目:新郎登場遅めの野外会場ウェディング

インド人「今日の夜、友達の結婚式あるけど来る?」

私「え?行っていいの?(゚Д゚)」

北インドのアグラの宿に泊まってた時、ロビーで仲良くなったインド人に声をかけられました。「ちょっとコンビニ行かない?」くらいの気軽さで誘ってきたけど…

同じ宿に泊まっていた他の人も行くというので、少々怪しみながらも行くことに。この結婚式をするのは、宿のオーナーの友達のお母さんの友達の息子の息子。もう訳が分かりませんが、誘ってきた彼にとっても全然知らない他人なのは間違いないようです。

もちろんきちんと招待されている親族や友人たちもいますが、招待されてなくてもタダで参加できます。その招待客は1000人近くになることも…。

式場到着!女性ゲストのサリーにうっとり

何だか手ぶらで行くのがアレなので、途中お花屋さんでバラを一輪買ってきました。

北インドと南インド、家柄でも結婚式のスタイルが違うようです。今回エリア(アグラ)は夜から朝まで3日間、子どもも学校休んで参加OK、朝までみんなで踊り明かすという猛烈な日程となっています。

集合時間は夜7時女性はお出かけ用サリーでみなさん目を奪われる美しさ!とりあえず、数時間のセルフィータイムです。外国人の私は珍しいようで、取り囲まれてしまいました。

3時間経過

未だにセルフィーを撮り合う招待客、子ども達は元気に会場を駆け回り、新婦と親族はは別部屋でお化粧中新郎と親族はまだ到着してません。

おーい!今これ何の時間…!?

日本人の私は「いつ始まるの?段取りどうなってんの??」と不思議でしょうがないんですが誰も何も気にしてないし、時間が感覚が分からなくなってきました。

時間が読めないインドは…結婚式もスローなのか??

1000人の胃袋を満たす厨房は?裏側を拝見!

青空キッチン公開!どうやって作ってるのか?

主役が来ないので、先に食事(ビュッフェ形式)が始まりました。メニューはもちろんカレーしか勝たん。野外会場なので、カーテンのすぐ裏が調理場になっていました。

調理してる人の格好は全員ジーパンにサンダルというカジュアルな装いで、せっせとまだ準備中(追加分かな?)でした。大鍋にカレーが数種類、大量のナンもタンクトップのお兄さんが一人で生地を丸めて伸ばしています。こちら「生地成形のプロ」です。

もう表ではすごい勢いで食事始まってますけど、間に合うんか…?

青タンクトップのお兄さんが黒タンクトップのおっちゃんに生地を華麗に投げてパス。受け取ったらビタン!とタンドールに貼り付けて生地を焼いていきます。合間に焼けたやつを棒で引っ掛けて一か所にポイ。二人とも慣れたもんで滑らかな動きはもはやパフォーマンス。

このタンドールも土の中に埋まってて、どうやって設置したのかも気になりました。

おっちゃん疲れたので休憩中。この方「窯焼きのプロ」という話を聞いて、休んでる姿も渋くてカッコよく見えてきました。

人気メニューは行列必死!?ゲストの圧がすごい

実演提供①焼きそば(チョウメン)

裏では少数精鋭シェフ達が調理を進める中、表ではアツアツを目の前で調理してくれるLIVE調理スタイルでゲストをお迎えしています。

テーブルの上に山積みにされている麺の山。下に敷いてある土台は野菜です。手前に座っているお兄さんが実演提供するのですが、みんなお腹空いててガン見しながら待ってるのでその視線を受けつつ焼きそばを焼いていきます。

思った以上に鍋が小ちゃいので、1回作ったら10秒で完売してました。

この食事タイムはさっきまで楽しくセルフィ―撮ってたとは思えない勢いです。写真では中々伝わらないので、Youtubeから引っ張ってきました。まさにこんな感じでした。

Youtube:りょーしょーチャンネルより

 

実演②インド風クレープ(ドーサ)

こちらは鉄板で薄く焼き上げたドーサのブース。南インドの朝ごはんでよく見かけますが、北インドでもよく見かけます。

クレープ屋のごとく白シャツのスタッフが焼きたてを提供してくれますが、ワンオペなので、めっちゃ時間がかかってます。笑

でも焼きたてドーサは美味い同じお湯に同じお湯に

肝心の新郎は…4時間待っても一向に来ないので後でまた来ることにしました。

食事+会場×全部2倍?カップル合同結婚式

2件目:式場シェア2組合同ウェディング

インド人「もう1件あるから行ってみよっか!乗って!」

私「お、おう…分かった。」

先程の式場の目の前にもう1件広い会場があり、同じように結婚式をやっていました。さらに何とここは合同で結婚式を挙げる予定のようです。

中では、少し離れた場所に別々で2組の新郎と家族とお客さんが集まっています。驚いたのが新郎の首にはお金に困らないようにお金のネックレスがかかっています。

まだ夫婦になる儀式?が終わっていないため、新婦とは別の部屋で待機のようです。

こちらが本日のお嫁さん達!衣装もメイクもばっちりです。インドの女性の肌には赤い色がとても映えますね。綺麗すぎて見惚れてしまいました。

外では青空調理場が絶賛稼働中。既に食事時間のピークは過ぎていたようで、調理場のおっちゃん達みんな休憩していました。しかし、鍋がさっきの式場で見たやつよりもでかい…どこで売ってるんでしょうか?業務用のカタログとかあったら欲しいです。

挙式予定2組分のお客さんを合わせると2000人程になるらしく、日本の結婚式場のキッチンがひっくり返りそうな人数です。

この時点で時間は12時。一緒に来たインド人に聞きました。

私「この後は何があるの?」

インド人「これから数時間かけて夫婦になる儀式があって、それから朝まで踊るよ。でも遅れてるからあと2時間は始まらないね。」

私「!…マジで言ってる?(゚Д゚)」

ああそう…みなさんの体力に脱帽。

もう眠くて待ってられなかったので、宿に戻って寝ました。みんなよく起きてられるな。そして人生で初めて他人の結婚式を数件はしごして回った日でした。

ABOUT ME
sishamoo
2020.3月 新型コロナウイルス蔓延のため、失業中。オンライン旅行にハマり、毎週3秒で家から海外に出かけています。 オンライン旅行記を投稿中。