台湾カステラより数百倍簡単に作れる愛玉子(オーギョーチ)のゼリー、美容効果をあなどってはいけません。おいしくて、日本でもあっという間に再現できるんです。
教えてもらったのは地球の歩き方の出版社が出すarucoでも紹介された、ホジャキッチンです。偶然にも台湾行った時に料理教室のレッスンに参加したのでレビューを紹介します。
知ってる?愛玉子(オーギョーチ)とは?
台湾にしか生息しない不思議な植物
(九份の商店街の店頭で普通に売ってました)
オーギョーチ(愛玉子)は、台湾でしか手に入りません。イチジクのような種を水の中で揉み込むと、ペクチンが出てきて液体が寒天のようにプルプルと固まります。
台湾の固有種でイラクサ目クワ科イチジク属オオイタビ種アイギョクシ変種の蔓性植物と種子から作ったデザートのことです。 イチジク属の植物で花嚢の中に多数の花を付けやがてゴマ粒状の種子が出来ます。
花嚢を裏返しして種子を取り出し乾燥させます。 乾燥させた種子を布袋に入れて水中で揉むとペクチンが水に溶け出てゲル状になったものをゼリーとして食べます。
引用元:https://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-aigyokushi_large.html
夜市の屋台ではシロップに浸かって提供される
オーギョーチ自体には味はありません。なので、そのまま食べても何か味気ない…と感じると思います。台湾の夜市では、写真のようにさっぱりとしたレモンシロップに浸けられて売られています。これ結構ハマって何回かお代わりしました…!
ぜひ現地ツアーと上手く組み合わせて、台湾の人気スポットも効率よく回りましょう。
台湾美人の元?女性に嬉しいダイエット効果も!
水に浸けて絞ると言っても、オーギョーチの元は植物なのでお腹に嬉しい食物繊維、コラーゲンをたっぷり含まれていることが昔から言われています。
あの楊貴妃も美しさを保つために好んで食べていたとか。100g=1.5kcalしかない超低糖質にも注目です。食べない理由がないですよね。ね?家でも作れますよ。
台北の料理教室で教わった愛玉子ゼリーの作り方
日本語ペラペラな台湾人の女性の自宅が教室
料理教室名 | HOJA KITCHEN(ホジャ・キッチン) |
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Webサイト | https://www.hoja-hoja.com/ |
実習時間 | 5時間(日本語OK) |
最低人数 | 一人からOK |
値段 | 3品/3000台湾ドル(¥10900くらい) |
支払い方法 | レッスン終了後に現金払い |
申し込み先 | kitchen@hoja-hoja.comまたはWebから |
メニューはこちら。人気の台湾料理を教えてくれます。
画像引用:ホジャキッチンより
現地には行けなくても、Zoomで料理を教えてもらえるサービスが増えています。これから気温も上がり外にも出たくなくなる季節。涼しい室内でオンライン料理教室を体験するのもアリです。
教室は無料の足湯がある台北で有数の温泉地:北投(べいとう)です。このお湯、意外と深くて熱い(45℃)ですが地元の人が集まって足湯でゆったり過ごせる場所です。コロナが落ち着いたらぜひ行ってみてください。
作り方①オーギョーチ(愛玉子)の種を用意する
では、作り方に入ります。深さのあるコップにストッキング(未使用)をかぶせ、中にオーギョーチの種を出します。種自体もかなり細かいのでこの方法が一番効率よく揉み出せるみたいです。
日本では市販で中々手に入らないので、ネットで購入するのが一番早いですね。数百円で郵便ポストに投函してもらいましょう。私は楽天で買いました。
②水の中に入れて10分揉む
そのままストッキングをコップから外し、乳しぼりをするような感じでゆっくりギュツギュッと揉み込みます。
すぐにストッキングの網目からペクチンが溶け出し、ゲル化していくのが手の中で分かります。水の色もほんのりベージュ色に染まるので、目で見ても分かると思います。
③冷蔵庫で冷やし固めてカットする
10分程揉んだら、種の入ったストッキングは水から出してオーギョーチのエキス(?)で染まった液体を冷蔵庫で冷やします。30分程でプルンプルンなゼリーが出来上がりです。
容器から出してしまうと、切り分けにくいのでそのまま包丁で食べやすい大きさにカットします。つまんでみても、まだ味はついていませんのでご注意を…。
④黒蜜とレモンの輪切りをカットして15分程浸ける
味を付けます。レモンシロップにつけて食べるのも良いですが、ここでは黒蜜とレモンスライスを一緒に乗せます。さっぱりしてるのに、黒蜜の甘みも感じられて夏のデザートにぴったりなおいしさ。
すぐには食べずに、少し冷蔵庫で置いた方が味がなじんでよりおいしくなります。
⑤盛り付けて完成!つるんとした食感が楽しい
完成!ところてんみたいな喉ごしで食べやすくて、毎日食べたくなります。笑 大量に作って飲み物に入れたり、シロップを変えて味変するのもいいかもしれません。ちょっとレモンの酸味がきいた黒蜜がうまい。
ダイエットスイーツとしてもレパートリーに加えるのもありです!
人気講師・ペギーさんと作った台湾料理紹介
今回オーギョーチを教えてくれたペギー先生の料理教室は、食材を買う所から一緒に参加できるマーケット巡りもついて結構人気なんですよね。レシピ本も出てます。今はコロナで現地に行けませんが、このレシピ本は写真も多くおいしく出来るのでおすすめです!
①羅葡糕(大根餅)
大根餅は台湾の正月料理。新年を迎えるため、手間をかけて食卓に出す料理のようです。
ソーセージ、椎茸、桜海老を胡麻油で炒めて、千切りにした大根を加えます。米粉と浮粉、片栗粉を追加し、半透明になるまで渾身の力で練って練って練りまくります。
生地がまとまったら、型に入れて蒸し器で蒸して…さらにフライパンで焼いていきます。こんなに手間かかる料理なんですか?
日本で、片栗粉と大根をすりおろして作って満足していた自分を反省しました。
もっちり香ばしくておいしい大根餅でした。
②百香果冬瓜(冬瓜のパッションフルーツ和え)
下処理して茹でた冬瓜に、パッションフルーツに砂糖を加えて加熱したソースを絡めたシンプルな前菜です。このさわやかな酸味は、焼いた白身魚や海鮮にかけても美味しいです。
私は冬瓜にひき肉の餡かけしか乗せたことないので、おしゃれなフルーツソース乗せててびっくりしました。さっぱりしてて、意外に箸が進みます。
③三杯鶏(台湾風鶏の炒め煮)
三杯鶏の名前の由来は醤油、酒、胡麻油の三種の調味料を一杯ずつ、合計三杯入れることから来ています。ここにバジルを入れてさらに風味をつけます。
日本で三杯といえば、酢・醤油・みりんですが、台湾ではみりんが無いので、胡麻油・酒・醤油です。みりんの代わりに砂糖をがっつり使うため、屋台のソーセージの味付けも甘めでした。
台湾料理は白胡麻油と黒胡麻油を上手く使い分けています。
黒…熱に弱く苦味が出る。食べる前にかけて風味付けに使う
白…加熱に強い。炒める時に使う
今すぐご飯が欲しくなるような、日本人好みの味付けでした。
まとめ
台湾スイーツのオーギョーチは、かんたんで夏にぴったり。私はハマってタッパーに大量に作り置きしています。メープルシロップと一緒に食べてもおいしいですよ。